チリを代表するワインメーカー「コンチャ・イ・トロ」とボルドー5大シャトーの「シャトー・ムートン・ロートシルト」がタッグを組んでできたのが「アルマヴィーヴァ」。1998年9月に初ヴィンテージが発表されるやいなや「チリのオーパス・ワン」と呼ばれるほど、世界中で大絶賛されています。
「アルマヴィーヴァ」の名は、後にモーツァルトによってオペラ化されたボーマルシェの名作「フィガロの結婚」に出てくるアルマヴィーヴァ伯爵に由来。ラベルの“ALMAVIVA”というロゴはボーマルシェ本人の筆跡をそのまま使用。一方、エチケットはチリの先祖代々の歴史に敬意を表し、古代マプチョ文明における地球と宇宙をシンボル化した図像です。二つの偉大な伝統文化が手を結び、造り上げたワインです。
ボルドー最高峰の技術から生み出される、力強くもフィネス溢れるスタイル
収穫は手作業で行われ、2016年から光化学選果台を用いての選別を追加。良質なブドウしかタンクに入れないというポリシーのもと、選別にこだわっているのがアルマヴィ―ヴァのワイン造りの特徴です。テクニカル・ディレクターは、フランスやオーストラリアで経験を積んだミシェル・フロウ氏。数十回ものテイスティングを経て、最終的なブレンドを決定するなど、徹底した品質管理を行っています。アルコール発酵は100~150hlのステンレスタンクを使用。熟成は、基本的にフレンチオークを用います。
こうして造られるワインは、豊かな果実の風味が溢れる豊潤なスタイル。力強くもしっかりとした酸味が重なる、長期熟成のポテンシャルを備えた逸品です。