5大シャトーの中でも常に最高の品質と評価されるシャトー・ラトゥール。ラトゥールのシンボルでもある塔は、中世ヨーロッパに建設された要塞です。ラトゥールもラフィットと同じく、18世紀にニコラ・アレキサンドル・セギュール侯爵に所有され、評判を高めていった歴史があります。ラトゥールの大きな特徴のひとつが、畑の半分以上を占める「ランクロ」と呼ばれるエリアです。このエリアは水はけのよい砂利質の土壌で、ジロンド川から温かい風が流れることにより、過度な温度変化を防止し、上質なカベルネ・ソーヴィニヨンを収穫することができます。醸造方法にもこだわり、昔ながらの手法と最先端の技術の両方を採り入れることで、安定した品質のワインを生み出し続けています。