きめ細やかな泡と優美な味わいで飲む者を魅了するシャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で造られるブドウを使い、シャンパーニュ方式と呼ばれる伝統的製法で造られた特別な美酒です。
当店ではシャンパーニュ愛飲家垂涎の入手困難シャンパーニュをはじめ、人気メゾンのプレスティージュシャンパーニュなど、選び抜いたクオリティの高いシャンパーニュをセール価格にてご案内しております。この機会にぜひお買い求めくださいませ。
CHAMPAGNE SALON
シャンパーニュ・サロン
生産しているシャンパンは1種類のみで、それも格別とされた年にのみ造られる
歴史が刻まれたシャンパーニュ、サロン。1910年代、ユジェーヌ=エメ・サロンが目指したシャンパーニュは、メニル=シュール=オジェというひとつの偉大なテロワールで収穫された、シャルドネのみ使用のヴィンテージワインでした。まさに唯一無二という特徴のもと、繊細で複雑な世界最高のシャンパーニュを夢見たのです。 20世紀を通じて製造されたミレジム数がわずか37という、ワインの世界にとって異例の製造記録を残しています。
DELAMOTTE
ドゥラモット
「サロン」の妹的メゾンで優雅な時間を楽しむシャンパーニュ
シャルドネの聖地 コート・デ・ブランにこだわって造られるドゥラモット。数多あるシャンパーニュの中で、そのスタイルをひと事で表すなら“フィネス”。食前はもちろん、素材を重視したフレンチや伝統的な和食とともに、エレガンスとハーモニーを楽しめるシャンパーニュです。気取らずにワンランク上のシャンパーニュをご堪能いただけます。
コート・デ・ブランのグラン・クリュで収穫されたシャルドネの、ピュアな風味がメゾンのアイデンティ
ランナップは、ノンヴィンテージの「ブリュット」「ブラン・ド・ブラン」「ロゼ」、それにヴィンテージである「ブラン・ド・ブラン・ミレジメ」の4アイテムです。コート・デ・ブランのグラン・クリュで収穫されたシャルドネの、ピュアな風味がメゾンのアイデンティです。もっともスタンダードな「ブリュット」でさえ、グラン・クリュで収穫されたシャルドネの比率が50%以上。これほど贅沢なアッサンブラージュをしたブリュットは、他に例はありません。コート・デ・ブランのシャルドネがもたらす、ピュアでミネラリーなキャラクター。それこそドゥラモットに“フィネス”をもたらす鍵なのです。
Delamotte Brut Rose
ドゥラモット ブリュット ロゼ
エレガントで骨格のあるロゼシャンパーニュ
伝統的なロゼワインの手法であるセニエ法で造られることで、ピノ・ノワールの持ち味を反映したエレガントで骨格のあるロゼシャンパーニュに仕上げています。ピノ・ノワールは、モンターニュ・ド・ランス南東の丘陵にあたる、アンボネ、ブージー、トゥール・シュール・マルヌのグラン・クリュ区画で栽培されています。ル・メニル・シュール・オジェ産のシャルドネがブレンドされたこのロゼは、サーモンピンクの色調と、驚くほど複雑な味わいを特色とします。瓶詰め後約3年間澱とともに熟成を経たのちに、デゴルジュマンされます。
KRUG
クリュッグ
「シャンパンの帝王」飲むたびにある発見ときらめく感動
1843年にヨハン=ヨゼフ・クリュッグによって設立された由緒あるメゾンです。クリュッグはその年の250区画のワインと膨大なリザーブワインライブラリーにある、異なる14年分の150区画のワインとブレンドの技術を組み合わせ、クリュッグ グランド・キュヴェの生産と、すべてのクリュッグ シャンパーニュの美、表現、エレガンスを実現するのに必要な時間を絶対的に尊重し、毎年最高のシャンパーニュを造りあげています。
KRUG Clos dAmbonnay
クロ ダンボネ
黒葡萄のみで造られる世界最高峰の「ブラン・ド・ノワール」
小粒な、壁で囲まれた庭のような葡萄畑のピノ・ノワールから造られる究極のシャンパン。この小さな畑はダンボネ村の中心部に位置する、塀で囲まれたわずか0.68ヘクタールの小さな区画で、シャンパーニュ地方随一のピノ・ノワール産地として知られています。
Krug Clos du Mesnil
クロ デュ メニル
石垣に囲まれたブドウ畑でシャルドネの魅力を最大限に引き出した別格のシャンパーニュ
シャンパーニュでクロの畑の中で最も有名な「クリュッグ・クロ・デュ・メニル」。多くのクリュッギストがいる中でも、ロマネ・コンティとほぼ同じ面積の畑から生まれるクロ・デュ・メニルは特別な存在です。メニル・シュール・オジェ村の中心に位置する石垣に囲まれたブドウ畑でシャルドネの魅力を最大限に引き出した別格のシャンパーニュです。
Krug Collection
コレクション
美しく熟成した極上のクリュッグ
クリュッグ・コレクションはヴィンテージをカーヴの理想的な環境で熟成させたものです。自社で熟成したキュヴェを時間がたって発売する「レイト・ リリース」は、ドンペリニヨンのプレニチュードやクリスタルが知られており、比較的最近の取り組みですが、クリュッグははるか昔から、熟成の可能性を追求して商品化していました。
Krug Vintage
ヴィンテージ
特別な年のクリュッグの表現
メゾン クリュッグのヴィンテージは、その年の特徴を称える存在です。クリュッグ ヴィンテージは単一年のブドウだけで造られた最も表情豊かなワインをブレンドし、さらにセラーで10年以上熟成させることでその魅力を際立たせます。
Dom Perignon
ドン・ペリニヨン
世界で最も有名なシャンパン
年産数百万本。量の少なさが尊ばれるワイン界において、ドン・ペリニヨンはこの高品質を量産できるのは広大な自社畑があるからです。オーヴィレール村と8つの特級畑から最良のブドウを選びます。
DOM PERIGNON Oenotheque
エノテーク
至福のドンペリニヨン『エノテーク』
エノテークはドン・ペリニヨンの遅いデゴルジュマン、遅いリリースによって成熟された極上のシャンパーニュです。泡と澱に守られた還元的な熟成と、澱抜き後の酸化的な熟成の長所の両方を備えた、このボトルにしかない世界が広がります。すべてのエノテークを試飲しているアクセルですら、飲むたびに感動するといいます。
DOM PERIGNON Vintage
ヴィンテージ
単一年に収穫された、最高品質の葡萄のみから造られるシャンパン
ドン ぺリニヨンは、それぞれの収穫年の特徴を読み解き、ヴィンテージごとに新たなる価値を見出します。収穫された葡萄の品質がドン ぺリニヨンの基準に満たない場合は、その年のヴィンテージが発表されることはありません。 ヴィンテージは地下セラーで最低8年間熟成させた後、完成されます。
DOM PERIGNON Rose
ドン・ペリニヨン ロゼ
セラーで約12年間かけてゆっくりと見事な変化をとげたドン ペリニヨン ロゼ
作柄の素晴らしい年に収穫されたブドウのみを使い、絶妙なバランスで造られる芸術品です。優美な珊瑚色、力がみなぎっているが抑制されているピノが香りに現れ、赤果実のフレーバーが口中に溢れます。優美なロゼシャンパンです。
Louis Roederer
ルイ ロデレール
シャンパーニュの最高峰に立つルイ・ロデレール
ルイ・ロデレールが世界の最高峰に立つシャンパーニュのメゾンであることは間違いありません。ドン・ペリニヨン、クリュッグ、ポル・ロジェなどのライバルは存在しますが、年産100万本近い規模で、ノンヴィンテージからプレスティージュまで高い品質を保っているのはルイ・ロデレール以外ありません。
畑の半分はビオディナミで栽培し、耕作には馬も使用しています。畑の半分がビオロジックの認証を得ています。シャンパーニュは緻密な醸造技術を求められますが、素材となるブドウが優れていなければ話は始まりません。ルイ・ロデレールのすべてのシャンパーニュに共通する透明感は、ビオディナミからくるのです。
Louis Roederer Cristal
ルイ ロデレール クリスタル
ロシア皇帝に献上した19世紀から不変のエレガンス
クリスタルの魅力はチョーキーなミネラル感を伴うフィネスと、驚くほど熟成するエネルギーにあります。20年は楽に進化します。クリュッグのように熟成してからリリースするスタイルではなく、比較的早めにリリースされます。その時点でもおいしいのですが、何本か購入して寝かせるのも楽しみです。
Louis Roederer Collection 242
ルイ ロデレール コレクション 242
ルイ・ロデレールの革命的なマルチヴィンテージ『コレクション 242』
シャンパーニュのトップメゾン、ルイ・ロデレールが「ブリュット・プルミエ」から35年ぶりにフルモデルチェンジした『コレクション 242』の販売を開始しました。
パーペチュアル・リザーヴと大樽熟成のリザーヴ計44%
コレクション242で、大きく変わったのがリザーヴワインの使い方です。ブリュット・プルミエは大樽熟成の5ヴィンテージほどを25%ブレンドしていましたが、コレクション242は2012年から継ぎ足し始めたパーペチュアル・リザーヴ34%と大樽熟成のリザーヴ10%を、ベースヴィンテージの2017とブレンドしています。
パーペチュアル・リザーヴから始めて、最後に収穫年の個性とテロワールを表現する最も若いワインを加える。ブリュット・プルミエを”ミニ・ヴィンテージ”にしようとトライしてきたレカイヨンの試みがここに結実したのです。
PERRIER-JOUET
ペリエ・ジュエ
シャンパーニュの芸術品
1811年エペルネに創業した老舗メゾンでペリエ・ジュエはシャンパーニュの芸術品と呼ばれています。繊細なシャルドネを産する特級のクラマン村の最高の斜面を所有し、ワイン造りの核にしています。郷愁を誘うパッケージと優れた味わいは世界中のセレブリティやシャンパン愛好家を魅了し続けています。
BOLLINGER
ボランジェ
誇り高き伝統と妥協を許さないシャンパン造り
1829年にアイ村で創業したボランジェはリリー・ボランジェが大戦中から1960年代にかけて世界的な名声を築きました。毎年、畑を買い足し現在は178ha。2024年には200haを目指しています。ピノ・ノワール主体のメゾンで、すべてのキュヴェに60%以上のピノ・ノワールをブレンドしています。3500もの中古樽を発酵に利用し、NV用のリザーヴワインは7万5000本ものマグナムボトルで保管しています。
HENRI GIRAUD
アンリ・ジロー
樽使いの魔術師アンリ・ジロー「樽で森のテロワールを表現する」
アンリ・ジローは樽使いの魔術師と呼ばれます。2016年に醸造施設からステンレスタンクをなくして、卵型コンクリート槽や樽を発酵や熟成に使っています。
ピノ・ノワールに強いアイ村のメゾン
アイ村はヴァレ・ド・ラ・マルヌの中でも優れた村の集まるグランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌの筆頭格です。日照時間の長い南向き斜面は、マルヌ川の反射を受けて熟度が上がる一方で、川から吹く涼しい風がフレッシュ感をもたらします。石灰岩土壌がベースですが、崩落した土壌がたまる斜面下部は表土が厚い。下部はシャルドネを植えて、豊満なピノ・ノワールとバランスをとっています。
TAITTINGER
テタンジェ
優美さと純粋の象徴のような気品
テタンジェは、1934年の創業以来4世代に渡りその歴史を継承する、数少ない家族経営のシャンパーニュ・メゾンです。テタンジェは、コート・デ・ブランをはじめシャンパーニュ全域に、計288haの広大な自社畑を所有しています。テタンジェのシャンパンは、いわば既製品ではなくテーラーメイド的なシャンパン。品質は一流で、優美さと純粋の象徴のような気品をもっています。シャルドネの持ち味が良く出たエレガンスに満ちたスタイルのシャンパーニュを造っています。
Taittinger Les Folies de la Marquetterie
レ フォリ ド ラ マルケットリー
一番搾り果汁のみを使用した美食に合わせて楽しむのに理想的なシャンパーニュ
マルケットリー城は、シャンパーニュメーカーとしてのテタンジェの歴史がスタートした場所です。そんなブランド 発祥へのトリビュートとして、クロード・テタンジェは、城の周囲の丘陵地で収穫したシャルドネとピノ・ノワールでワインを作ろうと考えました。
一番搾り果汁のみを使用し、ワインに深みと豊かさを添えるピノ・ノワール独特の風味が感じられます。ここに、シャルドネを加えることで、軽やかな口当たりに仕上がります。ブレンドはその後、お城の木のパネルを思わせる古いオーク材の樽で熟成されます。
Taittinger Prelude Grands Crus
プレリュード グラン クリュ
100%「グラン・クリュ」格付けのぶどう畑から厳選したシャルドネ50%、ピノ・ノワール50%を配合し、一番搾り果汁のみを使用
テタンジェ・プレリュードのキュヴェ「グラン・クリュ」は、100%「グラン・クリュ」格付けのぶどう畑から厳選したシャルドネ50%、ピノ・ノワール50%を配合し、一番搾り果汁のみを使用して作られています。この配合によって、シャルドネならではの弾けるようなミネラル感とピノ・ノワールの強く、香り高い構造が調和し、完璧なハーモニーを奏でています。カーヴで5年以上熟成し、洗練と複雑を組み合わせた独特のフレッシュ感をキープしています。 さわやかな口あたりと際立つ芳香の絶妙なバランスで調和させたキュヴェです。
Charles Heidsieck
シャルル・エドシック
誇り高き伝統と妥協を許さないシャンパン造り
19世紀に創立された偉大なシャンパン・ハウスが居並ぶランスには、エドシックという名前を持つメゾンが3つあります。その中でも品質のトップをいくのが「シャルル・エドシック」です。 シャルル・エドシックの中でも、熟成したブラン・ド・ブランの醍醐味をたっぷりと味わえる「ブラン・デ・ミレネール」はシャンパーニュファン必見の逸品です。
Charles Heidsieck Blanc des Millenaires
ブラン・デ・ミレネール
身も心も蕩ける熟成「ブラン・デ・ミレネール」
ブラン・デ・ミレネールは、コート・デ・ブラン地区のクラマン、アヴィーズ、メニル・シュール・オジェ、オジェの4グランクリュと、プルミエクリュのヴェルテュの5つの村のブドウをブレンドしたブラン・ド・ブランです。 ル・メニルのミネラル、オジェの蜂蜜のまろやかさ、クラマンの活力、ヴェルテュの純粋な果実味、これらがバターやトーストの愛らしさを持った絶妙な香味のワインを生み出しています。
美しく成熟した官能的なシャンパン
ブラン・デ・ミレネールはどのヴィンテージも変わらない芳醇さとクリーミーさを有し、偉大なシャルドネの、優しく、時にはエキゾチックな果実味を示しながらも、シャンパンに不可欠な酸のしっかりとした骨格も備えています。
Veuve Clicquot
ヴーヴ クリコ
マダム・クリコの精神を引き継ぐ偉大なシャンパーニュメゾン
ヴーヴ・クリコの現在のメゾンは、広さという点でもブドウの品質という点でも、最も上質なシャンパーニュブドウ園の一つを所有しています。390ヘクタールの土地は、シャンパーニュ地方全体を成す、17あるグラン・クリュのうち12箇所、44のプルミエ・クリュのうち20箇所を保有しています。
Jacquesson
ジャクソン
高品質のシャンパン造りの王道をいく老舗
フランスのガイド「ル・ギィド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス 2020」には9軒のシャンパーニュ3つ星が掲載されています。2010年に3つ星を与えられたジャクソンは6軒のメゾンの中で、最もグローワー(レコルタン・マニピュラン)に近いワイン造りを進めてきました。
友人のアンセルム・セロスに先駆けて、単一シャンパンを世に出したジャクソン
自社畑はグランクリュのアイ、アヴィーズ、オワリーとプルミエクリュのディジー、オーヴィレールの計28haで、契約畑が7ha。契約栽培の畑もすべて自社畑に隣接している。一部はビオロジックの認証を受けていますが、硫酸銅の蓄積は回避し、極低収量で栽培します。1995年、「ディジー コルヌ・ボートレイ」を詰めて、リューディ別にキュヴェを造る方向に踏み出しました。盟友のジャック・セロスら多くのグローワーに先駆けていました。
de Venoge
ドゥ ヴノージュ
1837年設立の老舗メゾン
スイス人のアンリ・マルク・ドゥ・ヴノージュが1837年に創業。メゾンの名は、レマン湖に流れ込むヴノージュ川に由来します。一番搾りのラ・キュヴェのみを使用し、リザーブワインは20%前後。瓶内熟成は最低3年間。ドザージュは7g/l以下まで減らす傾向にあります。デゴルジュマンの年とドザージュ量は裏ラベルに表記してあります。安定した品質を誇る信頼のメゾンです。
de Venoge Princes
ドゥ ヴノージュ プランス トゥール エッフェル
フレッシュでエレガントで非常にデリケートでピュアなキュヴェ
スポンサーとして参画した1889年のパリ万博に合わせて建造されたエッフェル塔の130周年を記念して仕込んだキュヴェ。ピノ・ノワール3分の1(オーヴィレールとレ・リシー)、シャルドネ3分の1(モンヘロンとグラーヴ)、ピノ・ムニエ3分の1(シニー)をブレンドしたクラシックなシャンパンです。フレッシュで、レモンオイル、柑橘、セージ、クリーミィなテクスチャー、潮のしぶき、丸い石、繊細なバランス感が保たれています。食後に飲んでも、爽やかな絵本のようなシャンパーニュで、非常に長い余韻が楽しめます。
Deutz
ドゥーツ
トップレストランが信頼する世界屈指の高級シャンパーニュメーカー
ドゥーツはアイ村の奥にあります。美しい庭園の地下に800万本の瓶が眠っています。
タイユヴァンはフランスワイン界の重鎮だった故ジャン・クロード・ヴリナの見事なワインリストで知られる名店。ペニンシュラはアジアを代表するラグジュアリーホテル。最高品質を追求するレストランが頼りにしていること自体が、このメゾンの水準の高さを物語っています。
Jacques Selosse
ジャック・セロス
栽培醸造家の巨星
ジャック・セロスはビオディナミ農法を発展させたカリスマです。セロスの畑の樹の活力やブドウの熟成は別物です。ブルゴーニュで学び、樽を使う醸造法を完成させました。一次発酵も二次発酵も野生酵母を使用します。
有機的な栽培、樽による醸造、ソレラシステム、単一畑のキュヴェ……多くのグローワーが彼の背中を追いかけ、テロワールを表現する方向に向かいました。彼ほど大きな影響を与え、若い造り手を触発したグローワーはいません。総生産量5000ケース弱のシャンパーニュは、世界中で探し求められ、プレミアム価格をつけています。
Egly Ouriet
エグリ ウーリエ
親友アンセルム・セロスと並んで、栽培醸造家の2大巨頭
フランシス・エグリは、畑の鬼と呼ばれています。バカンスはとらない。パリにも出かけない。遅く摘むブドウの収穫時の潜在糖度は、軽く11度を超します。スティルワイン並みです。「泡を造るのは技術だ。いいワインを造るのに全力を注ぐ」。同じ考えの親友アンセルム・セロスと並んで、栽培醸造家の2大巨頭と言える存在です。
熟したブドウとリザーヴの多さと長い熟成期間
エグリ・ウーリエは遅摘みで力のある果実にこだわります。果実の力があるので新樽は吸収され、フレッシュ感を保つため、バトナージュもマロもしません。コンクリート製のモダンな熟成庫の地下2階は10度を切る低温です。清澄、濾過、低温安定化処理をせずに、7月に瓶詰めする。長期間の発酵と小樽熟成から優れたワインが生まれるのです。
Agrapart et Fils
アグラパール
アヴィーズのスーパースター
アヴィーズ村はコート・デ・ブラン地区の銀座です。秀逸な栽培醸造家が3軒あります。「ジャック・セロス」「ド・スーザ」、そして「アグラ・パール」です。日本ではジャック・セロスの知名度が圧倒的に高いですが世界では同格に評価されるグローワーが「アグラパール・エ・フィス」(Agrapart et Fils)です。
フランスのル・ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランスで3つ星に輝いたアグラパール
フランスのル・ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランスでは、セロス、エグリ・ウーリエと並んで3つ星に輝いています。アンセルムがシャンパーニュ造りを革新した革命児とすれば、パスカルはコート・デ・ブラン地区の多様な畑を基礎に、テロワール表現の多彩なキュヴェを生産する方向に進んだ職人です。品質の高さは変わりません。生産量は10万本です。
無精ひげのパスカル・アグラパールは、畑の人です。耕作に馬を使い、ブドウの根を地中深くに伸ばすことばかり考えています。小樽と中樽で熟成させ、微妙に酸化した味わいに仕上げます。
グランクリュのアヴィーズ、オジェ、クラマン、オワリィの9.5haを中心に計12haの畑を所有し、区画は70にのぼります。平均樹齢は35年。ピーエル がマッサール・セレクションで増やした40年の樹が中心で、60年の古木もあります。自家製コンポストを早くから始め、畝間にはカバークロップをはやし、手作 業で枝の手入れをします。オーガニックとビオディナミを導入しますが、認証にこだわらず、自然のリズムに合わせて働いています。
J.LASSALLE
ジュール ラサール
シニー・レ・ローズ村に本拠を置く信頼のレコルタン・マニピュラン
Jラサールは1942年にジュール・ラサール氏によって設立された小規模なシャンパン・メゾンです。メ ゾンがあるのは、リリー・ラ・モンターニュ村から車で5分ほど東に走ったシニー・レ・ローズ村。素晴らしいバラ園があったことから村の名がつけられたそうです。村名そのままに女性当主らしく、可憐な花に彩られた外観も美しい素晴らしいメゾンです。
女性3代で運営されるこのメゾンはワイン評論家 ロバート・M・パーカー氏の『ワイン・バイヤーズ・ガイド』でクリュッグ、ボランジェと並ぶ最高評価に選ばれたわずか13のシャンパン・ハウスのうちのひとつです。
JM Seleque
JM セレック
コトー・シュッド・エペルネのスター
近年シャンパーニュで注目されているのが、エペルネの南に広がるコトー・シュッド・エペルネ (Coteaux Sud d'Epernay)です。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区とコート・デ・ブラン地区にはさまれた11の村をさします。
歴史的にヴァレ・ド・ラ・マルヌの一部と見なされてきましたが、セレックやラエルト、ジョゼ・ミッシェルらの台頭で、独立した地区として注目されています。 チョークと粘土を軸にした多彩な土壌が広がり、両村を特色づけるムニエとシャルドネがベースの優れたシャンパーニュを生み出します。 セレックが本拠を置くのは、エペルネから10分のピエリー村。ドン・ペリニヨン(1638-1715)と並んでシャンパーニュの基礎を築いたベネディク ト派の修道士ジャン・ウダール (1654-1742)が暮らして、ワイン造りに励んだ土地として知られています。コトー・シュッド・エペルネ地区を代表する格付け90%の村です。
6つの単一畑キュヴェでテロワール表現
コトー・シュッド・エペルネ地区のPierry、Moussy、Epernay、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のDizy、Mardeuil、Boursault、コート・デ・ブラン地区のヴェルテュの、計7つの村の45区画に9haを所有しています。平均樹齢は40年。
品種の比率はシャルドネ50%、ムニエ40%、ピノ・ノワール10%。比率がテロワールに最適な品種を示しています。6つの単一畑のキュヴェを生産し、 リューディのテロワールを表現しています。1人で耕作するため、ドメーヌから近い畑はビオディナミ、遠い畑はビオロジック。急斜面は馬も使用します。
Jacques Lassaigne
ジャック ラセーニュ
シャンパーニュのモンラッシェを造る「モングーの王様」
シャンパーニュ地方南部のコート・デ・バール地区。ローズ・ド・ジャンヌやマリー・クルタンなど多くの新しいスターが生まれています。 その中で、見逃してはならないのが『ジャック・ラセーニュ』のブラン・ド・ブランです。
ジャック・ラセーニュの本拠であるモングーはシャブリと同じキンメリジャン土壌が広がるコート・デ・バールにあって、コート・デ・ブラン地区より温かく、そこで造られるぶどうはチョーク土壌のミネラル感とよく熟したシャルドネが特徴です。
全てノンドゼ。モングーのテロワールを見事に体現しているジャック・ラセーニュのシャンパーニュはどのキュヴェを飲んでも、強烈なミネラル感のドライブとシャープな酸、熟度の高さからくるエキゾチックなアロマにノックアウトされること間違いなしです。
Jacques Lassaigne Clos Sainte Sophie
クロ サン ソフィ
伝説的なダニエル・ティボーが「シャンパーニュのモンラッシェ」と評した特別な畑
モングーを有名にしているラセーニュのフラッグシップが「クロ・サン・ソフィ」です。高いセコイアの木に囲まれた1.2haの畑。1968-1975年に植えられました。シャルル・エドシックがブドウを購入してきましたが、ラセーニュも2010年から3区画 0.4haの畑のブドウを買っています。伝説的なダニエル・ティボーが「シャンパーニュのモンラッシェ」と評した特別な畑です。ユベール・ラミー、ガヌヴァ、コニャックの樽で発酵・熟成します。
クレジットカード、楽天ペイ、Amazonペイメント、銀行振込