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コス・デストゥルネルの技術責任者であるドミニク・アランゴワは次のようにコメントしています。「2月3月と暖かな天候が続いたため、芽吹きが早い年だった。べと病など、樹齢80年を超えるブドウ樹にとって危険な時期もあったが、5月下旬の乾燥により乗り越えた。開花も順調で、古樹も健康な房をたくさんつけることができた。その後55日間降雨がなく厳しい状況が続いたが、8月中旬にまとまった雨が降ったことで状況は落ち着いた。フレッシュさを保つ目的で、9月10日にメルロの収穫を開始。カルベネの収穫は9月24日に終わった。今年は、pHが3.75から3.9と高い数値に。アルコールが低い分バランスが良く、ワインはよりフレッシュな印象に仕上がった」。20周年記念ボトル現在のオーナーであるミシェル・レイビエ氏のシャトー取得から20年の節目を記念した、アニバーサリーボトルです。2020年ヴィンテージの全てのボトルには金色の彫刻で象徴的な塔(パゴダ)が描かれています。また、ヴィンテージである「2020」の文字の下には、レイビエ氏がシャトーを取得した際に述べた「C'était Cos sinon rien」(コス以外あり得ない)という言葉が、コス・デストゥルネルを世界最高のワインの一つにするという決意を込めて記されています。2世紀の歴史、そしてレイビエ氏の20年間の情熱が込められたボトルです。
RP 94カシス、ダーク・ベリー、プラム・リキュールにエキゾチックなスパイス、燃えさかる炎、花びらが混ざったアロマが炸裂し、クリーミーな新樽がたっぷりと効いています。フルボディで幅があり、低酸/高pHのスタイルで、リッチでエキス分があり、層状の中盤の味わいと、クローヴの香りが漂う長い余韻。2020年は、コス・デストゥルネルが見事な2016年に代表されるエレガンスへとシフトした後、よりターボを効かせたスタイルへと戻っているように感じさせてくれます。WS 94VINOUS 97
実業家のミシェル・レイビエがシャトーを購入したのは2000年。ジャン・ギョーム・プラッツ(現・ドメーヌ・バロン・ド・ロスチャイルド・ラフィットCEO)が支配人を務めていた時代に築いた最先端の醸造設備と、リモート・センシングを駆使した栽培で、ラフィットやモンローズを脅かすワインを造っています。また、土壌のバランスを始め、シャトーを取り巻く自然環境もスーパーセカンドにふさわしい秀逸なものです。他の追随を許さない、その圧倒的品質で、スーパーセカンド筆頭の座を確固たるものにしています。