お得な情報を受け取る
かつてヴォギュエ伯爵が存命中は、「1級より下のワインを造るべからず」という掟があり、ヴォギュエは特級ワインと1級レ・ザムルーズのみを生産していました。村名ワインを造り始めたのは1990年代初頭のこと。このワインには村名区画ポルロットの畑に加え、特級畑ボンヌ・マールに隣接する1級畑ボードとフュエのブドウも使用されており、並の1級区画を圧倒する品質を誇ります。力強いアロマと果実のインパクトがありながら、シャンボール・ミュジニー特有の気品とスマートさも兼ね備えています。
爽やかで洗練された香りは、プラムやスミレ、魅力的なスパイスのアロマを映し出しています。中盤は力強く、バランスの取れた味わいが楽しめます。爽やかで焦点の定まったフィニッシュには、しっかりとしたミネラルの存在感が感じられる、上品で優雅なワインです。
ヴォギュエの歴史は、ジャン・モワソンが最初の建物を立てた1450年から、5世紀に渡り続いています。所有する畑は全てシャンボール・ミュジニー村に存在し、合計は12.5ha。畑のほとんどで有機栽培を行い、樹齢による選別も徹底しています。シャンボール・ミュジニーのエレガンスを体現した上質な赤ワインを生み出しています。