ヘスタン・ヴィンヤーズは、香港の大手調理器具メーカー「メイヤー」社のCEOであるスタンレー・チェンと妻のヘレンが1996年にナパ・ヴァレーの東斜面に土地を購入し、設立したワイナリーです。ヘスタンは夫婦(Helen、Stanley)の名前にちなんで名づけられました。44.5ヘクタールの自社畑にはカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、マルベック、ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュが植えられており、ナパ川河口にある畑ではシャルドネを栽培しています。 2011年にオバマ大統領が、中国の胡錦濤国家主席をホワイトハウスに招いて開かれた夕食会において、ヘスタンのシャルドネが供され注目されるようになりました。2015年からラインナップに加わった「ヴィンセント・クリストファー」が、Wine Spectatorで「カリフォルニアのトップ・ピノ・ノワール」の1つとして評価されています。 SDGsへの取り組みにも積極的で、ブドウ畑も庭園でもサステイナブルな循環農業を行うほか、100%太陽光発電を行っています。
敏腕ワインメーカーのトーマス・リヴァース・ブラウンが参画
ヘスタン・ヴィンヤーズは、最高級レンジの「ヘスタン」の他、自身の会社の名を冠した「メイヤー」、娘と息子の名前から命名した「ステファニー」「ヴィンセント・クリストファー」の4つのシリーズに分かれています。 ヘスタンとメイヤーは、シュレイダー、ハンドレッド・エーカーなど数々のカルトワインを手掛けるナパ屈指のワインメーカー、トーマス・リヴァース・ブラウンが担当しています。残るステファニーとヴィンセント・クリストファーを担当するのはジェフ・ガフナー。ソノマのシャトー・セント・ジーンにおいて、伝説的なワインメーカー、リチャード・アローウッドの下でソノマ初の「ワイン・オブ・ザ・イヤー」を受賞したサンク・セパージュ1996を共に手掛けたほか、サクソム、ブラック・カイト、エクスタントなどのブティック・ワイナリーで活躍するワインメーカーです。