アリスタは、アルとジャニスのマクウィリアムズ夫妻が、ソノマのロシアン・リヴァー・ヴァレーの中心に位置するウェストサイド・ロードに37エーカーの土地を購入し設立した家族経営のワイナリーです。ウェストサイド・ロードは、ブルゴーニュ・スタイルのカリフォルニアのピノ・ノワールの先駆者ウィリアムズ・セリエムで有名な畑です。現在は夫妻の2人の息子であるマークとベンがワイナリーを引き継いでいますが、設立当初から一貫して「少量・高品質」を信条としたワイン造りを行っています。ワインはメーリングリストを通じて愛好家に販売されていますが、毎年のように需要が供給を上回るため、多くの愛好家がウェイティングリストに名を連ねてアロケーション待ちという人気を誇ります。
自社・トップグローワーのブドウをマーカッシン出身のワインメーカーが手掛ける
アリスタは自社畑でピノ・ノワール、シャルドネを栽培する一方で、オーベールで有名なUV(ユリシス・ヴァルデス)、リッチーなど一流のブドウ畑からも供給を受けています。これらのブドウを使ってワインを手掛けるのはワインメーカーのマット・コートニー。カリフォルニアの女神ヘレン・ターリーの下で超カルトワインのマーカッシンのアシスタント・ワインメーカーとして8年間働き、彼女の跡を継いでマーカッシンのワインメーカーになると目されていた俊英です。2012年にマーカッシンを去ったコートニーがアリスタのワインメーカーになった事でアリスタの躍進が始まりました。マーカッシンで学んだコートニーの、人為的な介入を極力排した自然なワイン造りは、Wine Advocate、Vinous、Wine Spectatorなど有名評論家・ワインガイドから総じて高い評価を受けています。