マッツェイ家は14世紀からワイン造りを行う歴史ある家系で、現在フィリッポ・マッツェイ氏とフランチェスコ・マッツェイ氏の兄弟が24代目として継承しています。また、彼らの父ラポ・マッツェイは、20年にわたりキャンティ・クラシコ協会の会長を務めた人物で、キャンティ・クラシコの品質向上、イメージ改善に多大な貢献をしたことで知られています。マッツェイ家が15世紀に取得した「カステッロ・ディ・フォンテルートリ」も、テロワールに合わせたクローン選別や栽培を進めて、伝統的なキアンティ・クラッシコを洗練させました。
フォンテルートリが造るワインは世界的に高く評価され、2011年には「フォンテルートリ・キャンティ・クラシコ」がワインスペクテーター誌のTOP100に選出。その他ガンベロ・ロッソなど数々の評論誌や評論家から高評価を獲得しています。
フォンテルートリに加え、1997年にはトスカーナのマレンマに「テヌータ ディ ベルグァルド」、2003年にはシチリアの南東部に「ジゾラ」と、2つの新しいワイナリーを設立し、それぞれのテロワールとミクロクリマに適した土着品種の特徴を表現した魅力的なワインを生産しています。