ボーリュー・ヴィンヤードは、1900年にボルドー出身のジョルジュ・ド・ラトゥールによってナパ・ヴァレーのラザフォードに創設されました。禁酒法時代も教会用ワインとして製造が認められていた数少ないワイナリーの一つで、名前はジョルジュの妻が土地を見て発した「Quelle beau lieu!(なんて美しい場所)」に由来します。
ジョルジュは優れた醸造家を求め、アンドレ・チェリチェフ氏と出会い、数々の素晴らしいヴィンテージを生み出しました。チェリチェフ氏は「マエストロ」とも呼ばれ、ナパ・ヴァレーの歴史において最も影響を与えたとされる人物の一人で、天才醸造家ロバート・モンダヴィをはじめとした数多くの醸造家が彼のもとで修行しました。
そして1939年、ナパ・ヴァレー初の「カルト」カベルネワインとして知られる「ジョージ・デ・ラトゥール プライベート・リザーヴ カベルネ・ソーヴィニヨン」が誕生。政府公式晩餐会やホワイトハウスで提供され、ロイヤリティワインとしての地位を確立しました。
現在の醸造家は4代目ジェフリー・スタンバー氏で、伝統と革新を融合させた高品質のワインを作り続けています。ワイナリーはナパ・ヴァレー中心部におよそ445haの栽培地を所有し、ナパで3番目に大きな生産地を誇ります。ワイン&スピリッツ誌のワイナリー・オブ・ザ・イヤーに7回選出され、ワインスペクテイターのトップ100にも7回ランクイン。全ブランドで90点以上を198回獲得するなど、輝かしい実績を誇るワイナリーです。