創業者スチュワート・スローンが1996年に、ナパ・ヴァレー、ラザフォードの東斜面、高級リゾートホテル「オー・ベルジュ・ド・ソレイユ」の上方、標高約700mに16haの土地に興味を持ち、1997年に購入。約5haにボルドー品種が植えられています。最高の人員を配しファースト・ヴィンテージを2000年にリリース。初リリースから3年目の2002年VTGでパーカー100点を獲得。 最良年と言われる2007年もあまたのカルトワインと共に100点を獲得し、その名声はあっという間に広がり、2015年に再び100点獲得。この特別な土地の土壌は、火山岩が破砕し、岩に空気を含む小さな穴が開いた石や砂利が堆積し、「トゥファ」と呼ばれる火山灰が長年をかけて凝固した塊が混じる。水はけが良く、鉱物が水に溶け出したミネラルを葡萄の根が吸い上げ多くの土壌由来の成分を含んだ葡萄となる。サンパプロ湾から上がってくる霧は畑を覆い隠すまでは上がらず、冷たい空気を運び、南西を向いた斜面は十分な日照確保可能。
15年掛けてスローン・エステートを作り上げてきた創業者スチュワート・スローン氏から、2011年にこのワインと土地に魅了されたスートン・パン&ジェニー・パン父娘との交渉が始まり、買収が成立しオーナーが変わりました。 しかしながら、ワイン造りは今までと変わらず、押しも押されぬ盤石の態勢で、栽培はデヴィッド・エイブリュー、ワインメーカーはマーサ・マクレラン、 醸造&ブレンド・コンサルタントにミッシェル・ロランという最強の布陣で、今までの輝かしい功績に勝るとも劣らない情熱を持って、ナパ・ヴァレー東斜面のプレミアム・ワインを造り続けています。