創業1934年に設立され、カリフォルニアで最も歴史あるワイナリーである。現在はマッジオ・レイノルズ・ドンデーロの三家によって管理・運営されている。かつては作ったワインを卸すワインメーカーだったが2002年に地元の歴史に残るワイナリーを目指し、近代的な設備を備えた最新のワイナリーを自分たちで設立する。
畑はワインメーカーのころから使用していたローダイの地に 200haを所有し、ワイナリーはシエラネバダ山脈の麓とサンフランシスコ湾の間に位置している。地中海性気候にあたるこの地は、日中の温暖な気候と夜の沿岸から吹き込む冷たい風がしっかりとした寒暖の差を生み出し、ワールドクラスのブドウを育てるのに最適な環境である。中でもカリフォルニア特有のジンファンデルにとっては相性の良い気候で、樹齢の古いものは1954年に作付けされたものも現存する。
ワイナリーとしての歴史は長くないが、三家の中でもマッジオ家はこの地で5代続く優秀な栽培農家だった。彼らはより恒久的にブドウ栽培が続けて行けるよう設備を整え、一切の妥協を許さず伝統的を重んじながら革新的な取り組みも交え真摯にワイン作りに向き合っている。三家それぞれが情熱的で献身的、プロフェッショナルな仕事を目指し、豊富な経験を後世に伝えて行くことも目標の一つである。素晴らしいワインを畑からボトルヘ、ポトルからショップヘ、ショップから食卓へ。彼らはその工程のすべてで、受け手の期待を超える感想を得られることをゴールとし日々研鑽を積んでいる。 |