「究極のワインとは何か?」 - その答えは、自然界のエネルギーを余すことなく蓄えたブドウから造られ、ブドウの力を最大限に活かして醸造されたワインであると断言できます。
ルクレール・ブリアンは、シャンパーニュ地方におけるビオディナミ農法のパイオニアの一つです。彼らの物語は、1985年のビオディナミ農法の導入から始まりました。2010年に、当時の当主パスカルが若くして急逝した後、家族経営が難しくなったため、ランソンとルイ・ロデレールに畑が売却され、ビオディナミ農法のDNAがシャンパーニュ地方に広がりました。
一方で、パスカルに助言も行っていたシャンパーニュの天才醸造家「エルヴェ・ジェスタン」がアメリカの出資家と共に、1960年代にルクレール・ブリアン家が植えたラ・クロワゼットの畑を買い戻したことがきっかけで2012年、「新生ルクレール・ブリアン」が誕生しました。このタイミングで、彼は他のメゾンのコンサル業をすべて辞め、ルクレール・ブリアン1本に絞っています。
エルヴェはビオディナミの専門家であり、もちろん、ルクレール・ブリアンでは、メゾンのブドウ畑全体が有機およびビオディナミの認証を受けています。現在14ヘクタールのブドウ畑を所有し、主にグラン・クリュ(マイィ、メニル)とプルミエ・クリュで栽培しています。その他に、一握りのオーガニック認証栽培農家からブドウを購入することで、ブドウの供給を補い、多様性を持たせています。
ビオディナミの哲学はワイン造りにも影響を与えています。ルクレール・ブリアンのワインは、ブドウの自然なエネルギーを活かし、その個性を純粋に表現することを目指しています。その結果、ルクレール・ブリアンのワインは、自然の魅力とエネルギーを完璧に伝える、特別な体験となっています。
ルクレール・ブリアンのシャンパーニュに触れると、シームレスで調和のとれたエネルギーが感じられます。極めて自然な形で設置されたタンクや樽の中で、ブドウのエネルギーは邪魔されずに自由に流れています。セラーには、アースが取り付けられたタンクや、宇宙とつながる金属で作られた構造物があり、ブドウのエネルギーが最大限に活用されています。
シェフ・ド・カーヴのエルヴェ・ジェスタンの下で快進撃を続けるメゾン「ルクレール・ブリアン」。ジェスタンの哲学と手法から生まれた偉大なシャンパーニュで至福のひとときをご体験ください。