「ル・ブッフ・マチュー ブリュット・プルミエクリュ ブラン・ド・ブラン メニル・シュール・オジェ 1975」はフローラルで柔らかいテクスチャー、きれいに熟したシャルドネの典型で、白桃のコンポート、モカ、ドライハーブ、スモーキーで、軽いほろ苦さがアクセントになっている。空気にふれて、白トリュフ、ブラウンバターのアロマが広がり、フレッシュ感が戻ってくる。塩気を帯びたエキゾチックなフィニッシュ。シャンパーニュ古酒の入門にはいいだろう。91点。
泡は溶け込んでいて、勢いは強くないが、白ワイン的にも楽しめる。セコンドピアットのマグロのインヴォルティーニと豚料理ともよくあった。シチリア料理はどれにも潮の風味がまとわりついているから、シャンパーニュのミネラル感とは調和する。
（山本 昭彦氏のコメント ワインレポートより） |
