【パーカーポイント 95点】
ルイ ロデレール クリスタル 2007 マグナム 1500ml ルイロデレール ルイ・ロデレール Louis Roederer Cristal フランス シャンパン シャンパーニュ

商品番号 2011-1-212
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ロシア皇帝に献上した19世紀から不変のエレガンス

ルイ・ロデレールは1840年代に畑の購入を始めました。クリスタルの区画はロシアの皇帝アレクサンドル2世の特注を受けて造り始めた時から変わっていません。後にグランクリュに格付けされた、チョーク質の強い最高の畑です。

2006年からビオディナミへの転換を始め、クリスタル2008年のロゼはすべて、ビオディナミのブドウから造られました。2012年になって、クリスタルもロゼも100%ビオディナミのブドウから造られるようになりました。これによって品質がさらに上がりました。

クリスタルの魅力はチョーキーなミネラル感を伴うフィネスと、驚くほど熟成するエネルギーにあります。20年は楽に進化します。クリュッグのように熟成してからリリースするスタイではなく、比較的早めにリリースされます。その時点でもおいしいのですが、何本か購入して寝かせるのも楽しみです。

2000年代のヴィンテージの評価は、基本的に高得点ですが、2006年以降ぐっと評価が高まっています。もちろん、それ以前のものは発展して、別の世界を見せてくれます。

クリスタル 2007

収穫

2007年は全体的に気温が高く、予想外の強い気象に見舞われた年でした。春は温かく、夏は涼しく、8月末には旱魃がぶり返しましたが、最後には見事に成熟し、理想的な条件のもとで収穫が行われました。

発酵と醸造

ピノ・ノワール58%、シャルドネ42%、オーク材の大樽で週一回撹拌して醸造したワイン15%。マロラクティック発酵は行いません。クリスタルのキュヴェはグランクリュの「モンターニュ・ド・ランス」「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」「コート・デ・ブラン」から醸成しています。地下ワインセラーで平均して5年間熟成させ、澱抜きのあと、熟成の仕上げにさらに8ヵ月寝かせます。ドザージュは1リットル当り9,5g。

スタイル

クリスタル2007は、クリスタル独特の「理性的な力強さ」の典型的なボトルです。ここで言う力強さはヴィンテージから来た力と言うよりも、クリスタル醸造のために生き続ける老樹の凝縮度と、ドメーヌの地下の石灰質土壌から来る繊細さです。

テイスティング

暖かいオレンジ色がかった輝きを持つ黄金色。
見事な泡で、細かく規則的で躍動的。
クラシックなブーケは、ほのかでエレガント。ジューシーで完熟した果実(ウイリアム梨)、天火から出てきたばかりのタタンタルトや暖かいウイーン風菓子パンの香を秘め、また僅かに酸味のある赤い果実(カラント)などの香が溢れ出てくる。ワインは奔放に自己表現し、グラスの中に入れてから数分すると、木樽で発酵した2007年収穫のワイン独特のヘーゼルナッツの香とホワイトチョコレートの香が立ち上る。甘酸っぱい完熟果実の香と、醸造法から来る非常に強いグリルの香りの普列は、時の経過と共に互いに強くなり、本物の深みと言える香りへ変身する。
口に含むと、凝縮された香りと共に完熟果実の香が立ち上る。非常に長く残る燻製の香りがあり、自然な深みのあるワインの印象がここでも感じられる。テクスチャーは、溶けるような絹やビロードを思わせ、ワインのフレッシュさをこのとろけるような魅惑的なテクスチャーが抱き込む。粉っぽさと塩っぽさが、鮮明で同時に躍動的な印象を舌の先に感じさせる。後口には、軽快さと洗練性が非常に印象的に残る。
(メゾン公式サイトより)

生産者
ルイ ロデレール
Louis Roederer
ワイン名
クリスタル
Cristal
ヴィンテージ
2007
容量
1500ml
解説
パーカーポイント: 95点
予想される飲み頃:2016 - 2030

Jean-Baptiste Lécaillon calls Cristal "the first terroir cuvée of the Champagne." He furthers, "It’s not just Chardonnay or Pinot Noir, but the chalk that brings the ultimate finesse, length and precision of Cristal." Forty-five blocks with averaging age of 43-years-old, low-yielding vines form the base of Cristal, which is usually made of approximately 60% Pinot Noir and 40% Chardonnay. Due to an early bud break (end of March) and the wet summer, the 2007 was picked at the end of August, so almost 100 days after the flowering instead of the normal 93-95 days. There is a bit less Pinot Noir than usual (57%) and accordingly, more Chardonnay (43%) in the 2007 Cristal. This Champagne comes along in a golden color and with a deep and matured, yet well-defined bouquet of ripe yellow fruits and honey notes. Full-bodied, round and very complex, the generous 2007 is a perfect mix of ripe fruit and precise minerality. It is a silky textured, pure and precise, as well as powerful and expressive Champagne. It has great tension and grip in the very long and persistent finish. Great expression of chalk. The 2007 was disgorged in 2015. The 2009 is to be released in September; the 2008 won't be in the market earlier than January 2018. Neither a 2010 nor a 2011 will be released, but a 2012.
(225, The Wine Advocate 30th Jun 2016)

シャンパーニュの最高峰に立つメゾン

ルイ ロデレール Louis Roederer

ルイ・ロデレールが世界の最高峰に立つシャンパーニュのメゾンであることは間違いありません。ドン・ペリニヨン、クリュッグ、ポル・ロジェなどのライバルは存在しますが、年産100万本近い規模で、ノンヴィンテージからプレスティージュまで高い品質を保っているのはルイ・ロデレール以外ありません。

畑の半分はビオディナミで栽培し、耕作には馬も使用しています。畑の半分がビオロジックの認証を得ています。シャンパーニュは緻密な醸造技術を求められますが、素材となるブドウが優れていなければ話は始まりません。ルイ・ロデレールのすべてのシャンパーニュに共通する透明感は、ビオディナミからくるのです。


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