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テタンジェは、数少ない家族経営のシャンパーニュ・メゾンであり、美食家として知られた初代当主ピエール・テタンジェ氏が料理との相性に重きを置いたシャンパーニュ作りを目指して1934年に創業しました。主にコート・デ・ブランの良質なシャルドネを主体に造り上げたその繊細で優美なスタイルは、「シャンパーニュの貴婦人」と称され、愛好家から高い支持を集めています。そのテタンジェが誇るフラッグシップの一つが「コント ド シャンパーニュ」です。名前の由来となっている「コント」は「伯爵」の意味であり、戦地よりシャルドネの祖となる苗木を持ち帰ったとされるティボー4世に敬意を表して「シャンパーニュ伯爵」の名が付けられました。
世界的に暑いとされた2006年ヴィンテージは、成熟度とフィネスを兼ね備えたシャンパーニュで、強いアロマを持ち、熟成の可能性を示唆しています。香りはオレンジ系の爽やかで上質な果実味で始まり、その後、熟した果実、砂糖漬けの果実の特徴を持つ成熟した味わいが現れます。味わいは、非常に生き生きとしたアタックと同時に、なめらかな口当たりが感じられます。中盤はしなやかで肉付きがよく、グレープフルーツの風味が豊かです。フィニッシュは繊細で長く、甘草を思わせるスパイシーなタッチがあります。
テタンジェは、1934年の創業以来4世代に渡りその歴史を継承する、数少ない家族経営のシャンパーニュ・メゾンです。テタンジェは、コート・デ・ブランをはじめシャンパーニュ全域に、計288haの広大な自社畑を所有しています。テタンジェのシャンパンは、いわば既製品ではなくテーラーメイド的なシャンパン。品質は一流で、優美さと純粋の象徴のような気品をもっています。シャルドネの持ち味が良く出たエレガンスに満ちたスタイルのシャンパーニュを造っています。