シャトーが所有する畑は、この地域ではラ・ラギューンと並ぶ非常に優れた土地で、オー・メドックでは最高の評価を得ています。1885年の格付けでは第五級シャトーの中の末席に位置づけられていましたが、1981年に大手保険会社SMABTPに売却され、大掛かりな整備・改革を実施。セラーは全面的に改築し畑も整備され、1987年に60haだった栽培面積は1999年には90haにまで拡大されました。さらに厳選なる選果技術の導入、完熟を待つ収穫技術を取り入れたことで品質は大幅に向上。2005年以降は評価も右肩上がりとなっている今注目のシャトーです。新樽比率50%のフレンチオークで12ヵ月間熟成してワインを仕上げており、オーク樽由来のバニラのテイストが印象的。また、ほとんどのヴィンテージで早飲みと熟成が可能な点も魅力の一つです。