ラトゥールの技術とペトリュスの知見の合体
シャトー・ル・プリューレの畑はローマ時代から長い歴史を持つサン・テミリオンの標高の高いライムストーンの丘陵に位置します。ゴールドシュミット家が所有するシャトー・シオラック傘下の3つのエステートの1つでした。
シャトー・ラトゥールのオーナーで、フランス有数の実業家フランソワ・ピノーが所有するグループ・アルテミスが2014年、ゴールドシュミット家から株の一部を取得。2017年にポール・ゴールドシュミットの引退に伴って、アルテミスが全権を掌握しました。
コンサルタントはペトリュスの栄光を築いたプロ中のプロ
アルテミスCEOのフレデリック・アンジェラは、ラトゥールの品質をメドックのトップに引き上げ、ビオディナミに転換したやり手経営者。その右腕を務めた技術責任者のペネオープ・ゴドフロイを今度は、シオラックの3シャトーの技術責任者に起用しました。そのうえで、ボルドーで最も高価なペトリュスの栄光を築いたジャン・クロード・ベルーエをコンサルタントに迎えました。ベルーエはペトリュスだけでなく、JPムエックスの醸造家として、右岸のテロワールを開拓したプロ中のプロです。
左岸のトップを行くラトゥールのチームが右岸を知り尽くすトップ醸造家とタッグを組んだ夢のシャトー
ビオディナミへ転換を進め、馬で畑を耕作しています。豊富な資金を注ぎ込んで、栽培から醸造まで、あらゆる側面で品質を向上させています。サンテミリオンのライジングスターとして注目の的です。
パーカーポイントは2014年以降、コンスタントに90点台です。