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わずか2.87ヘクタールの畑から生まれる、希少な白ワインです。この畑は砂礫と小石が多く、基底部には少量の粘土を含む砂質な土壌という、最上のテロワールで育った完熟ブドウを使用して造られます。醸造は、 セミヨンとソーヴィニヨン・ブランが約半分ずつ、ヴィンテージによっては微量のソーヴィニヨン・グリを入れるという独自のアッサンブラージュを行っています。熟成はオーク樽で9~12ヵ月間実施。年間の生産量は約450~650ケースと少なく、その希少性は他に類を見ないもので、ボルドーの他の白ワインとは一線を画しています。
洋ナシ、白桃、ネクタリン、スパイスの複雑なブーケが感じられます。フルボディで、まろやかで豊かな果実味がサテンのように口内を包み込み、鮮やかな酸が緊張感を持たせています。熟成の可能性を感じさせる長い余韻が印象的なワインです。また、ソーヴィニヨンとセミヨンの間で見事に調和した香りと味わいの絶妙なバランスを保っており、これはこのヴィンテージの条件が生み出した素晴らしい成果と言えるでしょう。
5大シャトーの中で唯一グラーヴ地区からメドック1級に格付けされているシャトー・オー・ブリオン。シャトーには500年以上の歴史があり、創始者であるジャン・ドゥ・ポンタック以降、数々のオーナーの手に渡るなかで、シャトーは限りない発展を遂げてきました。1934年にアメリカのディロン家が所有してからは、最先端の技術が採用され、より品質を高めています。エレガントで香り高く、柔らかみがあるため、他の5大シャトーに比べて親しみやすいスタイルです。