シャトー・クーアン・リュルトンは、ペサック・レオニャン地区を中心に10のシャトーを所有するアンドレ・リュルトン社の代名詞ともいえるシャトーです。アンドレ・リュルトン社は、ペサック・レオニャン地区を中心に10のシャトー、そして600ha以上の畑を有する大手ワイン商です。
1968年、グラーヴ地区にあるシャトー・クーアンの所有権が分割され、その一部がアンドレ・リュルトン社に賃貸され、残りは1968年にフランス国立農業研究所(INRA)に売却。この際誕生したのがシャトー・クーアン・リュルトンと現在のシャトー・クーアンです。その後、INRAが所有していた土地もアンドレ・リュルトンが購入し、管理し始めてからシャトーやセラー、庭園の改修を行ったほか、持続可能な農業に焦点を当てたワイン造りを実施。テロワールを最大限に表現した上質なブドウの栽培に成功しました。アンドレ・リュルトン氏が掲げる「完璧なテロワールなくして完璧なワインあらず」という言葉を見事なまでに実現させたのです。
こうして生まれるワインは、赤・白共に非常に高い評価を獲得しており、ロバート・パーカー氏から「驚くべき複雑さと豊かさ、余韻を備える一貫して卓越した白ワイン。品質に対するコストパフォーマンスが高く、非の打ちどころのない出来栄え。入手困難なこのワインは、探して飲むべきだ」と称賛されています。