【パーカーポイント 99点】
シャトー レオヴィル ラス カーズ 2018 Chateau Leoville Las Cases フランス ボルドー 赤ワイン

「サン・ジュリアンの王」の名にふさわしい、スーパーセカンドの筆頭

レオヴィル・ラス・カーズは、「サン・ジュリアンの王」と称されるスーパーセカンドの筆頭で、その畑はサン・ジュリアンの北端に位置し、隣接するポイヤックの地域に近いことから、ワインのスタイルにはポイヤックの影響も感じられます。

土壌は肥沃すぎず、適度な地下水量があり、どんなヴィンテージでもカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランが素晴らしい成長を見せます。ラス・カーズの魅力である、ワインの一貫性の秘密はここにあると言えるでしょう。また、良年のヴィンテージでは、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率を高め、その年に最高の品質のワインを生産。これは、土壌、伝統、テロワールに対する深い理解があるからこそ実現できることです。

さらに、彼らのワイン造りに対するポリシーには、「大切な家族や友人と共に、食事と共に楽しんでもらいたい」という思いが込められています。そのため、フレッシュで熟した果実のアロマや、熟成に欠かせない酸のバランスに特に注意を払い、ブドウ本来の香りを損なわず、洗練されたアロマを引き出すために、新樽での熟成も重要視しています。これらが見事に調和することで、シャトー・レオヴィル・ラスカーズのワインが完成されています。

2018ヴィンテージ

深みのあるパープル・ブラック色。ブラックカラントの飴、野生のブルーベリー、レッドカラントのゼリーの印象的な香り。フルボディで、ブラックフルーツジャムとアーシーな層が密集し、明るく活気のあるレッドベリーがアクセントになっています。しっかりとして熟したタンニンとフレッシュ感、非常に長く、素晴らしくミネラリーなフィニッシュ。

生産者

シャトー レオヴィル ラス カーズ
Chateau Leoville Las Cases

ヴィンテージ

2018

容量

750ml

解説

パーカーポイント: 99点
予想される飲み頃：2026 - 2066

The 2018 Léoville Las Cases is composed of 80% Cabernet Sauvignon, 11% Cabernet Franc and 9% Merlot, harvested September 15 to October 4 with yields of 35.5 hectoliters per hectare, it has 14.49% alcohol and was aged in 90% new barriques. Deep purple-black colored, it needs a fair bit of coaxing to reveal striking scents of blackcurrant pastilles, wild blueberries and redcurrant jelly, giving way to notions of crushed rocks, lavender, Indian spices, unsmoked cigars and black truffles, plus a provocative waft of rose oil. The full-bodied palate is densely laden with black fruit preserves and earthy layers, accented by bright, lively red berry and floral sparks. It has a rock-solid frame of firm, ripe, grainy tannins and bold freshness, finishing very long and wonderfully minerally. The tannins are so beautifully approachable even at this youthful stage, making it delicious to drink now, but afford it 5-6 years in bottle to allow those finer nuances to emerge and drink it over the next 40+ years.
(End of March 2021, The Wine Advocate, 1st Apr 2021)