【パーカーポイント 93点】
ル プティ ムートン ド ムートン ロートシルト 2020 シャトー ムートン ロートシルト ロスチャイルド Chateau Mouton Rothschild Le Petit Mouton de Mouton Rothschild フランス ボルドー 赤ワイン

ムートンよりも手に入りづらい稀少なセカンドワイン

秀逸テロワールから生まれる、セカンドラベル。プルミエ・クリュの若株ブドウ樹を厳選し醸されるワインで、収穫から醸造、瓶詰め作業までファーストラベル同様に丹精込めて造られる。
また、フィリピーヌ・ド・ロートシルト夫人は、著名ポスター画家ジャン・カルリュのデッサン画からインスピレーションを得たラベルを採用。セカンドワインと、1945年から巨匠美術家の作品がラベルに飾られている「ファースト」との絆を象徴する思いが込められている。
初回ヴィンテージ（1993年）は、「ムートン・ロスチャイルドのセカンドワイン」と呼ばれていたが、1994年から現在の名称に。『プティ・ムートン』とは、ドメーヌ敷地中心にたたずむフィリピーヌ夫人の邸宅の呼び名でもある。

バランスの良さが特徴な、良質なぶどうからなる重層的なセカンドワイン

黒系果実、スミレのタッチをもつ力強いブーケに、ミディアムボディ、繊細なタンニンと、緊張感のある酸味が特徴な素晴らしい出来栄えのセカンドワインです。フィニッシュに向かって、ミネラル感が持続し、黒鉛のニュアンスが心地よく口の中にのこります。

2020ヴィンテージ

暖冬と平年を上回る暖かさとなった初春の影響で早い芽吹きとなりました。5月は高い降水量と高気圧により生育スピードに勢いがつき、7月は乾燥状態になりましたが8月の降雨で持ち直しいずれの品種も理想的な熟度に育ちました。記録的な早期収穫となったことも2020年の特徴の一つです。赤ワイン用ブドウ品種の品質はどの果実も申し分なく、濃密な味わい、たくましくかつ滑らかに溶け込んだタンニン、そしてみずみずしい風味が印象的な非常にバランスの良いワインが誕生しています。収量はさほど多くありませんが、過去10年の中でも傑作ヴィンテージの仲間入りが期待されています。

生産者

シャトー ムートン ロートシルト
Chateau Mouton Rothschild

ワイン名

ル プティ ムートン ド ムートン ロートシルト
Le Petit Mouton de Mouton Rothschild

ヴィンテージ

2020

容量

750ml

解説

パーカーポイント: 93点
予想される飲み頃：2025 - 2045

The 2020 Le Petit Mouton benefits from the fact that the grand vin this year derives almost exclusively from the estate's core gravel terraces, meaning that many parcels that were included in, for example, the 2018 Mouton ended up in the Petit Mouton in 2020. Offering up aromas of cassis, cigar wrapper and violets, it's medium to full-bodied, fleshy and enveloping, with a broad attack and a layered, concentrated mid-palate.
(The Wine Advocate, Apr 07, 2023)