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各国のプロテイスターがテイスティング・コメントを投稿する世界最大級のワイン情報プラットフォーム「Tastingbook.com」のコンペティションで、シャトー・ムートン・ロートシルト2018が「Best Wines of World 2021」に選ばれました。Tastingbook.comは評論家のリサ・ペロッティ・ブラウン、アントニオ・ガッローニ、などの著名人達がテイスティング・レビューを投稿しています。
2018年は、中国の現代美術家、徐氷(XU Bing=シュー・ビン)が漢字を用いて「Mouton Rothschild」のアルファベットを表現した独特のラベルとなっています。徐氷は1955年に重慶で生まれた先鋭的な現代美術家。アルファベットを使って漢字のように見える英文漢字を用いた作品で、東洋と西洋の文化を融合させ、アジアの現代美術の評価を高めたとされています。文化大革命を生き抜いて、現在はニューヨークに拠点を移して、国際的に活躍しています。深みのあるガーネット・パープル色。砕いたカシス、ジューシーなブラックベリー、レッドカラントのゼリーの鮮やかな香りに加え、砂糖漬けのスミレ、煮込んだプラム、甘草、紅茶のニュアンスがゆっくり現れます。ミディアムボディで、超熟のタンニンと大胆なフレッシュさ、ミネラリーで長く香ばしいフィニッシュ。
ムートンのアートラベルは、1924年にフィリップ・ド・ロスチャイルド男爵がポスター画家ジャン・カルリュに依頼したのが始まりでした。その後、1945年からはアートラベルが毎年企画されるようになり、シャガール、ピカソ、ダリといった巨匠アーティストを起用。ムートンの卓越した品質もさることながら、そのラベルの優れた芸術性から、世界中のワイン愛好家に高い支持を受けています。