シャトー・ムートン・ロスチャイルドを手掛ける、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが所有する第五級第五級シャトー。同社が手掛ける同じく第五級のシャトー・ダルマイヤックと合わせて「ムートン三兄弟」と呼ばれており、中でも若い内から愉しめるクレール・ミロンは、シャトー・ムートン・ロスチャイルド・ファミリーの次男と称されています。
かつてはラフィットの所有地の一部だった畑をクレール家が購入し、土地の名前「ミロン」が加わったことで「クレール・ミロン」という名前になりました。
所有する畑はムートンとラフィットに隣接する絶好のロケーション。ポイヤック地区の中でも北東部に位置しており、なだらかな斜面のため、水はけもよく日照にも恵まれています。平均樹齢53年とメドックの中では高く、砂利質と粘土石灰質の土壌で育つブドウから造られるワインは、パワフルな味わいでありながらも、エレガンスを備えた仕上がりとなっています。
除草剤を使わず雑草を処理できるロボットの導入や2011年に行った醸造施設の新設など、畑や施設へ積極的に投資を行っていることから、近年は特に品質が向上しています。ワイン・アドヴォケイトにおいても「今後数年間にわたり、注目すべきワイナリー」と高く評価された、更なる飛躍が期待されるシャトーです。