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2018年のコス・デス・トゥルネルは凝縮した果実を手なづけたエキゾチックな大作です。黒みを帯びて見通せない濃い色調、ブラックカラント、クレーム・ド・カシス、キルシュ、重層的に折り重なった果実は深みがあり、巨大なエネルギーが充満しています。焦点があって解像度の高いタンニン、ウルトラシルキーで、フィニッシュは鉛筆の芯のように細く集中し、きわめて長いです。
実業家のミシェル・レイビエがシャトーを購入したのは2000年。ジャン・ギョーム・プラッツ(現・ドメーヌ・バロン・ド・ロスチャイルド・ラフィットCEO)が支配人を務めていた時代に築いた最先端の醸造設備と、リモート・センシングを駆使した栽培で、ラフィットやモンローズを脅かすワインを造っています。また、土壌のバランスを始め、シャトーを取り巻く自然環境もスーパーセカンドにふさわしい秀逸なものです。他の追随を許さない、その圧倒的品質で、スーパーセカンド筆頭の座を確固たるものにしています。