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カロン・セギュールのワインは、ボルドーの伝統に忠実な堅実なスタイルが特徴です。ロバート・パーカー氏も「サンテステフのシャトーの中で、最も伝統的なスタイルを守り続けている」と評価しています。所有する畑は砂利で覆われ、水はけが良く、ローマ時代からブドウ栽培に適した産地として知られています。砂利の下には鉄分を多く含む石灰岩があり、この土壌からは豊かで凝縮感のあるタンニンを備えたワインが生まれます。また、冷涼な気候の影響で綺麗な酸を持つブドウが育ちます。平均樹齢22年のブドウは手摘みで収穫され、手作業で選果された後、約18~20ヶ月間熟成。濃厚で甘いタンニンと果実味が口中に広がる存在感のあるワインで、味わいの深さと余韻の長さも特筆すべきポイントです。
開花時期から収穫期間までの十分な日照時間と、少雨に恵まれ、ベと病などにより収量は減少しましたが、小粒で高品質なぶどうの実が生りました。18.19年に続いて素晴らしいヴィンテージになると評価が高く、フレッシュな新鮮さと凝縮感をあわせ持ったワインです。赤系フルーツや花、杉のアロマが漂う、ミディアムボディのたっぷりとした味わいに、生き生きとした果実味と骨格のあるタンニンのバランスが調和しています。カベルネ・ソーヴィニヨン(78%)、メルロ(12%)、カベルネ・フラン(9%)、プティ・ヴェルド(1%)
ハートマークのラベルでよく知られている日本でも人気の高いシャトー。カロン・セギュールの要は醸造責任者のヴァンサン・ミレです。マダム・ガクストンの時代に始まり、保険企業「シュラヴニー」が買収してからも、支配人のローラン・デュフォの下で彼が才能を発揮しています。醸造設備にも十分な投資が行われており、品質をより確かなものにしています。