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ミディアムからフルボディでしなやかなこちらのワインは、ヴェルヴェットのようなシルキーなテクスチャーです。非常にアロマティックな香りを放ち、花や、チェリー、バラのノートを感じます。驚くほどエレガントで、洗練された個性をお楽しみください。
アンジェリュスのCEO兼共同経営者、ステファニーは次のようにコメントしています。「シーズンの前半は非常に雨が多くベト病の圧力が強く、有機栽培に転換中だったことから難しい試練でした。年の後半は干ばつに見舞われ、2ヶ月間雨が降らなかったので心配になりましたが、2メートル下の粘土はまだ湿っていて新鮮でした。ブドウは皮が非常に厚かったことから、抽出しすぎることを防ぐため発酵温度を低く保ち、とても穏やかに抽出を行いました。介入は最小限にしつつも、タンニンはより正確になったと思います。また、ワインのイメージにもっとピクセルを持たせたいと考えていたため、大きなオーク・フードルを導入しオークの影響と溶存酸素を制限。果実味をフィルターにかけるようなことをしたくないので、将来的には60%をフードル熟成させることを目指しています。また、カベルネ・フランは、今年のブレンドに驚くべき輝きを与えています。」
サン・テミリオンのグラン・ヴァンであるシャトー・アンジェリュスのブドウ畑は、天然のアンフィテアトルム(円形劇場)状の丘陵の中央に位置し、3つの教会に守られるように存在しています。アンジェリュス・ベルの音を聴きながら祈りを捧げるひとときが、シャトーの名前の由来になっています。代々受け継がれてきたワイン造りの情熱・手法と近代技術を駆使した最新の設備により、高品質で洗練されたボルドーを生み出しています。