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ブルゴーニュ・ワインの産地として印象的な場所でもある。ヴージョ。石垣(クロ) に添って50ヘクタールの葡萄畑がある。ルロワの所有はわずか1.9ヘクタール。ルロワの畑の3分の2は斜面下部の、排水もよくない沖積土壌であるが、そんな環境下で秀逸なワインを造り出す。ビオディナミ農法による技術と収穫量に関する厳しい自己規制によって、悪環境を克服した結果だ。年間わずか約4千本の生産量。通常ワインの3分の1の生産量である。1995年産はヴェルヴェットの肌合い、ミディアムからフルボディの重厚さを有し、素晴らしいスパイス香に濃密な黒苺系の果実味がこのワインの特徴を一層引立てる。「マダム・ルロワの愛からワイン」 星谷ひとみ著 文園社
飲み頃:2016-2026 評価:18/20スパイシーなバラの気品ある香り。滑らかで、長さがあり、洗練されている。タンニンと触感に見事な気品が感じられる。偉大な余韻の長さ、全房発酵の醸造による比類ない魅力がはっきりと現れている。べタンヌ&ドゥソーヴ「LE GRAND GUIDE DES VINS DE FRANCE」(フランスワイン格付け)