【パーカーポイント (87-89)点】
ルフレーヴ バタール モンラッシェ グラン クリュ 2001 Leflaive Batard Montrachet フランス ブルゴーニュ 白ワイン

商品番号 2308-1-038
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ピュリニーとシャサーニュの双方に畑を所有

ピュリニーとシャサーニュの双方にまたがるグランクリュの畑です。ルフレーヴは双方の村に合わせて1.91haの畑を所有する、バタール・モンラッシェ最大の所有者です。他には1haを越える所有者すらいません。シュヴァリエ・モンラッシェはエレガンスな味わいが特徴のワインですが、バタールはリッチでボリューム感があるワインです。乳製品のバターを連想するような名前ですが、Bâtardはフランス語で「庶子(私生児)」の意味。味わいは名前の連想通りバターのような濃厚さがあり、ボディの大きさが特徴。シャープさが強いシュヴァリエと反対で面白いワインです。

2001ヴィンテージ

ルフレーヴのワインメーカー、ピエール・モレーは、「2001年は簡単なヴィンテージではなかった。ブドウの木は腐敗、雹、暑さ(一部のブドウを焼いた)、寒さ、そしてボトリティス(貴腐菌)の発生に直面し、ブドウを一粒一粒選別することになった。私たちは、バタールらしい香りを表現し、ボディを充実させるために、長期間のエレヴァージュ(樽熟成)を選択した」と言っています。モレーによると、ドメーヌのピュリニーの区画はすべて雹に見舞われ、フォラティエール(畑の名前)の生産量の20%が失われました。収量は1999年、2000年ともに低かったものの、選果台での作業の結果、1haあたり40~45ヘクトリットルになりました。

「完熟した黄桃、マンゴ、炒ったカシューナッツ、エキゾチックな香りがあり、トロリとした口当たり、冷涼な新世界を思わせる濃厚な果実があるが、ピュアな酸に支えられている。ほかの造り手によくあるリッチなだけのバタール・モンラッシェとは違う複雑性がある。フィニッシュはスモーキーで、細く縦に伸びる。」
(ワインレポートより)

生産者
ルフレーヴ
Leflaive
ワイン名
バタール モンラッシェ グラン クリュ
Batard Montrachet Grand Cru
ヴィンテージ
2001
容量
750ml
解説
パーカーポイント: (87-89)点
予想される飲み頃:2003 - 2009

The 2001 Batard-Montrachet, a spice, white pepper, and pear-scented wine, is broad, supple, and soft. Light to medium-bodied, it offers loads of smoky pears in its supple personality. This wine also has a trace of the “tannic” characteristic found in the Clavoillon and Pucelles. It should be consumed over the next 5-6 years.
(The Wine Advocate, Jun 30, 2003)

ブルゴーニュ最高峰の白ワインを醸す大御所ドメーヌ

ルフレーヴ Leflaive

全ブルゴーニュの白ワインにおいて最高の造り手といっても過言ではない、ピュリニー・モンラッシェの至宝、ドメーヌ・ルフレーヴ。ワインを造っている歴史だけを辿れば500年の歴史を持ち、設立からおよそ200年の歴史を持つ名門ドメーヌです。100年前から、既に優良生産者として認められており、イギリスで最も権威のあるワイン評価雑誌『デキャンタ』(2006年7月号)にて、「白ワインの世界10大生産者」の栄えある第1位に輝くなど、その実力は世界中で認められています。

ドメーヌ・ルフレーヴは、1717年にジョゼフ・ルフレーヴが設立。名声を不動のものとしたのは息子のヴァンサン氏とジョー氏です。ジョー氏の死後は、彼の息子であるオリヴィエ氏が代わりを務めました。1990年からヴァンサン氏の娘アンヌ・クロード・ルフレーヴ氏が参画。現在は、オリヴィエ氏とアンヌ・クロード氏の甥にあたるブリス・ド・ラ・モランディエール氏が、ドメーヌの発展を牽引しています。

ブドウの可能性を最大限に引き出すビオディナミ
ルフレーヴで特筆すべきことはビオディナミによるブドウ栽培です。今でこそ、農薬の使用を控えたりブドウの生産量を抑えるなどテロワールを重視する生産者がほとんどですが、ルフレーヴが有機農法でブドウ栽培を始めた頃は、ブドウの生産量を抑えるという方法が全く良しとされない時代。そんな中、前当主のアンヌ・クロード・ルフレーヴ氏が1990年にビオディナミ農法を採用。1997年には全ての畑で実践し、ブルゴーニュの地においてビオディナミの先駆的存在となりました。ビオディナミ農法を採用することで微生物が畑の土を柔らかくし、ブドウ樹が地中深くまで根を下せることによって、その土地ならではの味わい、テロワールを表現できるようになりました。

ブルゴーニュ愛飲家に愛される極上白ワイン
ルフレーヴのワインはいずれのクリマもテロワールをありのままに表現したもので、過熟感や過剰な樽香とは無縁なスタイルをとります。ムルソー・スー・ル・ド・ダーヌやピュリニィ・モンラッシェのクラヴォワィヨンのように比較的若いうちから楽しめるクリマもありますが、ピュセルやシュヴァリエ・モンラッシェは、鋼のように強靭なミネラルが落ち着くまでに長い年月を要します。しかしながら待てば待った分だけいざ開けた時の感動は大きく、この感動が世のルフレーヴ・マニアを虜にして離さないのです。

ルフレーヴのラインナップ
ルフレーヴはピュリニー・モンラッシェに約25haものブドウ畑を所要する大ドメーヌです。その大部分を占めるのがグラン・クリュ、プルミエ・クリュ。プルミエクリュのクラヴォワィヨンにおいては、クリマの総面積5.6ha中じつに約4.8haを所有する半ば独占状態です。グランクリュのシュヴァリエ・モンラッシェにおいても1ドメーヌの所有面積としては2番目に大きい、7.4haのうち2haを所有。このシュヴァリエ・モンラッシェの評価があまりに高いため、「ルフレーヴにモンラッシェは必要なし」と言われていましたが、1991年、ついにモンラッシェを入手。面積は約0.08haに過ぎず、毎年1樽造るのがやっとの希少さです。また2004年にはコート・ド・ボーヌの南に位置するマコネ地区に9.33haの畑を取得し、マコン・ヴェルゼとして醸造をスタート。入手の難しいルフレーヴのラインナップの中でも比較的生産量が多く価格も手頃なため、人気のアイテムとなっています。2020年にはオート・コート・ド・ボーヌの区画を取得。新たな植栽を行うなど今後の注目も高まります。


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