ルイ・ジャドは、1859年にブドウ栽培家として由緒あるジャド家のルイ・アンリ・ドゥニ・ジャド氏によって創設されました。自社畑はジャヴレ・シャンベルタン村からサントネ村までコート・ドール全域に広がり、その面積は約240haに及びます。その多くがグラン・クリュやプルミエ・クリュで占められ、ブルゴーニュ屈指の大規模なドメーヌとして知られています。また、優れた品質のワインを提供するネゴシアンとしても世界的に高い評価を得ています。
ルイ・ジャドのワインには、すべてのラベルにギリシャ神話のワインの神「バッカス」のデザインが描かれており、AOCブルゴーニュからグラン・クリュまで一貫した情熱と敬意を持ってワイン造りを行っていることを象徴しています。そんなルイ・ジャドが掲げるワイン造りのポリシーは、テロワールの個性を最大限に引き出すこと。約20年前から化学肥料や農薬を排除するオーガニックな取り組みを強化し、2019年には環境価値認定(HVE)の最高位であるレベル3を取得しています。
また、ブルゴーニュワインの醸造に不可欠なオーク樽は、自社で設立した樽製造会社カデュスで製造。さらに、1997年に完成したボーヌのラ・サブリエール醸造所やコート・シャロネーズの自社醸造所で、最先端の設備を駆使しながら丁寧に醸造を行っています。こうした取り組みにより、ルイ・ジャドはその品質をさらに高め続けています。