フランスを代表するワインガイド「ギイド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス 2022」で、3つ星を獲得した実力派ドメーヌ
2022年版は、世界最優秀ソムリエのオリヴィエ・プシエら10人のテイスターが、過去数ヴィンテージの数千種類のワインを3か月間にわたって試飲し選出されました。
ドメーヌ・マトロは、偉大な白ワインとしなやかでエレガントな赤ワインの産地として有名なコート・ド・ボーヌの中心にあるブルゴーニュの村で1835年から続く家族経営のドメーヌです。
当主ティエリーがムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、ヴォルネイなどから白と赤を手掛けていましたが、2016年に彼の娘アデルとエルザに管理を任せるようになり、現在は、彼女たち二人がこの家族経営のドメーヌの指揮を執っています。
化学肥料をやめ、有機肥料に切り替えたのは、1976年で、2000年からすべての畑で有機栽培を導入しています。有機肥料を使用し、土地を耕し、厳しい剪定を行い、春には収量をコントロールするために除梗を行います。必要であれば、ブドウの実が色づく前にグリーンハーベストが行われます。
計画的な剪定により収量を最小限に抑え、健康状態と熟成度を注意深く観察し収穫されたブドウは、完璧なタイミングで収穫されます。
醸造中は樽の衛生と温度管理に細心の注意を払い、8週間から10週間かけてゆっくりと発酵させます。また、熟成中に澱の質をチェックし、区画やヴィンテージに応じてバトナージュを調整しています。新樽をほとんど使用していません。
マトロ姉妹の造るワインは、今では白ワインと赤ワインの両方に秀でています。特に赤ワインは成熟度とタンニンの質の両方が向上しています。
ドメーヌのスタイルを守りながら、赤と白の両方にフィネスを加え、熟成のポテンシャルを残したまま、より親しみやすい若いワインにすることに成功しました。
粘土石灰質の白い土壌の恩恵を受けたミネラル感
粘土石灰質の土壌、特に石灰岩で構成された下層土からアロマの特徴が引き出されています。ピュアで石のようなミネラルの香りと純粋な果実味があり、味わいはフレッシュで、柑橘類、洋ナシ、白い花の香りが、酸味によって引き立てられています。
ワイン名 | ムルソー ブラニー Meursault Blagny |
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解説 | パーカーポイント: 89+点 予想される飲み頃:2021 - 2030
The 2019 Meursault-Blagny 1er Cru offers up subtle aromas of pear, hazelnuts and light reduction, followed by a medium to full-bodied, tightly wound palate that's lively but introverted. (End of September 2021, The Wine Advocate, 1st Oct 2021)
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