【ヴィノス 94点】
フランソワ カリヨン ピュリニー モンラッシェ プルミエ クリュ レ フォラティエール 2019 ピュリニィ Francois Carillon Puligny Montrachet Les Folatieres フランス ブルゴーニュ 白ワイン

商品番号 2210-1-053
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ピュリニーのプルミエ・クリュの中でも最も華やかなフォラティエール

この魔法のようなピュリニーの1級畑の名前は、"Foletière "に由来し、「狂人に取り憑かれた場所」を意味します。ピュリニーのプルミエ・クリュの中でも最も華やかで計り知れない優雅さを持つフォラティエールを10.4ha所有しており、樹齢50年の古木を植えています。白い花、熟した白桃、青りんごのあふれんばかりの香りに、しっとりとした石灰質の土のニュアンスが感じられます。蜂蜜のような豊かさと、桃やアプリコットのジューシーな果実味、凝縮感のあるフレーバーは、華やかなテクスチャーと刺激的なミネラル感を持ち、非常にドライでエネルギッシュな仕上がりです。

生産者
フランソワ カリヨン
Francois Carillon
ワイン名
ピュリニー モンラッシェ プルミエ クリュ レ フォラティエール
Puligny Montrachet 1er Cru Les Folatieres
ヴィンテージ
2019
容量
750ml
解説
ヴィノス: 94点
予想される飲み頃:2025 - 2048

The 2019 Puligny-Montrachet Folatières 1er Cru is clean and precise on the nose. However, this takes time to settle into its groove, bashful at first and refusing to give much away before acquiescing and offering light, wet pavement and apple blossom scents. Returning after ten minutes, I am perhaps intrigued by this Folatières more than any other in the flight. The palate is very well-balanced, with a sharpness and precision that I admire. Quintessentially Puligny in style, it delivers a compelling spicy finish with the salinity to drag you back for more. Superb. Tasted blind at the Burgfest tasting.
(Vinous, Dec 2023)

上質でエレガント、洗練されたワインを造るピュリニー・モンラッシェ屈指の造り手

フランソワ カリヨン Francois Carillon

2010年に設立されたフランソワ・カリヨンのドメーヌは、ブルゴーニュで最も偉大な白ワインのテロワールの1つであるピュリニー・モンラッシェで16世紀から続くワイン造りを行っており、ルフレーヴやソゼと並ぶピュリニー・モンラッシェ屈指の造り手として君臨しています。

フランソワ・カリヨンは、1988年にドメーヌのブドウ畑の世話を始め、2010年にドメーヌが2人の兄弟に分割されるまで、父ルイと兄ジャックと共に働いていました。
最高のブドウ栽培者である彼は、「ワインの品質はブドウ畑で決まる」という情熱的な信念を持ってブドウ栽培に専念しており、現在もワイン造りにおいて最重要視しています。

2010年に自身のドメーヌを設立して以来、フランソワ・カリヨンは、上質でエレガントそして洗練されたワインとして評論家の間では、高く評価されており、世界中の一流レストランのワインリストにオンリストされています。

村の中心部に位置するドメーヌは、現在、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェ、サン・トーバンにある16ヘクタールのブドウ畑を所有・管理しています。

彼は、自分の仕事に情熱を持ち、最高の品質を生み出すことと、有機農法に近づけることを常に心がけています。

1992年以降、すべての畑では、除草剤は一切使用せず、馬やトラクターで耕しています。
30年以上も同じ畑の管理者が担当し、その経験・知識から、ブドウの木がテロワールから独自の特徴を引き出すように、区画ごとに特別な処置が行われます。

環境への配慮は、フランソワ・カリヨンが掲げる基本的な哲学のひとつです。

統合的害虫管理のおかげで、使用される資材は非常に少なく、数少ない殺菌剤は天然由来のもの(ストロビルリン、菌類から抽出された物質)を使用します。散布は、どうしても必要な場合にのみ行われます(例:重度の寄生カビによって引き起こされる病気など)。

剪定後の新芽を燃やさず、粉砕して堆肥に変え、それをブドウの木に散布しています。馬の糞と一緒に有機物を加えることで、化学肥料を使わずに土壌を豊かにしています。

ブドウ樹の仕立ては、ブルゴーニュの伝統的な手法であるギュイヨ技法を用いて手で剪定され、除芽とグリーンハーヴェストにより収量をコントロールしています。 収穫は手作業で行います。

区画の特性に合わせた厳格なブドウ栽培を実践し、収穫されたブドウはできるだけ新鮮な状態でプレスにかけられ、日中の高温を避けるために午前中に行われることが多いです。


白ワインは、村名以下はステンレスタンクで発酵後、小樽熟成を施し、一級以上は小樽で発酵し、同じく小樽熟成しています。
酵母は添加せず、自然の酵母による自然発酵を待ち、4週間から6週間をかけてゆっくりと発酵させています。その後のマロラクティック発酵もスターターを加えないため、乳酸菌の働きに任せています。

畑ごとに新樽率は異なり、ピュリニー・モンラッシェのプルミエ クリュで25%、村名やサントーバン1級で10%前後。樽熟成期間は12ヶ月でその後、澱引きを行い、ステンレスタンクに移して6ヶ月の熟成を続けます。澱との接触は長めにしつつ、樽香は抑えるという、バランスを重視した熟成法です。

こうして出来上がるフランソワ・カリヨンの白ワインは、白い花や柑橘系の果実を思い起こさせるデリケートな風味。口に含むと生き生きとした酸とピュアなミネラル感が広がり、エレガントでフルーティーなキビキビとした素晴らしいワインです。

フランソワ・カリヨンは、十数名のダイナミックで結束力の強いチームに支えられ、ワインの品質とエレガンスを常に向上させるためにエネルギーと熱意を注いでおり、初期の頃のように熱心に彼らの家族のドメーヌの発展を目指しています。
彼は、自分のノウハウと仕事への情熱・愛情を4人の子供たちに伝えることで、ブドウ畑の未来を確かなものにしているといえます。


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