ルーロ、コシュ・デュリ、コント・ラフォンなどトップ生産者が多いムルソーにあって、ムルソーの3大生産者に匹敵する品質と言って過言ではないムルソーのビッグスターが「フランソワ・ミクルスキ」なのです。
エレガントでピュア、張りがあってクリスタルのようなムルソーの最高の造り手の一人です。
フランソワは、1991年に妻のマリー・ピエールとともにムルソーにドメーヌを設立しました。畑には4つのプルミエ・クリュの区画(レ・ジュヌヴリエール、レ・シャルム、ル・ポリュゾ、レ・グット・ドール)があります。
彼らは、ワインはブドウ畑で造られるという信念を持ち、テロワールの正しく表現するためには、区画の中心で生活することが必要だと思っています。また、植物の生育サイクルを通じて、観察、考察、推論し、そしてそれに基づいた行動をとっています。
彼の畑のブドウを見れば、ブドウ畑で行われているケアが正しいものであることが理解できるでしょう。
白ワインは、畑で果実を選別した後、ワイナリーで再び選別されるほど徹底的に完熟している健康的なブドウか否かを見極められます。
完全に除梗された後、細心の注意を払って穏やかにプレスされたジュースはゆっくりと沈殿され、2週間かけてタンクで発酵されます。
その後、樽に移し替えますが新樽の割合が20%を超えることはありません。これは、樽の香りがワインの特性を邪魔しないようにするためです。樽での熟成期間は、16~18ヵ月です。
ミクルスキのワインの中には複雑なワインもありますが、それぞれのワインには、土壌、環境、ブドウの樹齢、その年の天候などが反映されています。
彼らは、常に素晴らしく熟成がすすみ洗練された最高の食事のために、ストレートでピュア、彫の深いエレガントで、決して自己主張をしないワインを造っています。
高騰している他の生産者と比較しても、彼の価格はとても魅力的で、世界中の愛好家から高く評価され求められています。