フォンテーヌ・ガニャールは、1985年にシャサーニュ・モンラッシェの名家ガニャール・ドラグランジュと名門ブラン・ガニャールの一族を持つリシャール・フォンテーヌ氏によって設立されました。シャサーニュ、ポマール、ヴォルネイの3つの村で約12haの畑を所有し、そこからコクのある力強い白ワインと、色調が濃く肉厚な赤ワインを生み出しています。畑の土壌は基本的に粘土石灰質ですが、区画ごとに異なる特性を持ち、それがワインに独自の個性を与えています。
ブドウは1株につき6~8房に制限。収穫されたブドウはすべて手摘みで、選別は畑と醸造所の2回に分けて行い、100%除梗を実施しています。醸造には自然酵母を使用し、白ワインは樽で12ヵ月、赤ワインは18ヵ月熟成されてからリリースされます。また、樽はフランス中央部CHER地方の樫の木を自ら購入し、2年間乾燥させた後、樽業者に製造を依頼するというこだわりを持って作られています。新樽の使用率は、ブルゴーニュとヴィラージュが20%、1級と特級が30%。家族経営ならではの、細やかな手作業が際立つワイン造りが特徴のドメーヌです。