トマ モレ ピュリニー モンラッシェ プルミエ クリュ ラ トリュフィエール 2021 正規品 トーマス モレ ピュリニィ Thomas Morey Puligny Montrachet La Truffiere フランス ブルゴーニュ 白ワイン

商品番号 2306-2-027
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販売価格 ¥ 33,000 税込
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元々トリュフが育てられていた区画になる、熟成のポテンシャルが高いピュリニー1級

ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ ラ・トリュフィエールは、ピュリニー・モンラッシェ丘陵部の最頂部に位置する畑です。全体で2.5ha程の小さな畑で、その特徴的な名前は、ブドウ畑になる前、かつて実際にトリュフが採られた場所であることに由来しています。「シャンガンに隣接した区画と、そこから少し離れた、Hameau de Blagnyに隣接した北の区画があリますが、トマ・モレは南側の区画に2ヵ所、合計0.25ha所有しています。1952、1982年に植樹されました。通常なら7樽(約2,100本)の生産が見込まれますが、2013年は6樽(約1,800本)生産。ちなみに雹害のあった2012年は4樽(約1,200本)でした。

2021ヴィンテージ

2021年は収量大幅減が各生産者を襲った年でしたが、トマ・モレをはじめ多くの優良生産者はその低収量ゆえのメリットを活かし、冷涼なスタイルでありながら凝縮したワインを造りました。ただ、この高品質さと冷涼なスタイルから、開くまで少し時間がかかり、ビン詰め当初は開いていたであろうものが今は閉じ始めたような印象です。飲み頃予想は、今からでも楽しめますができれば最低5年、そして10年以上寝かせると真価を発揮すると思われます。
トマ・モレ曰く「ブドウの樹の活力がとても落ち着いていたので50%~70%減。きれいなアロマがあり、程よい凝縮感と複雑さがあり、酸味もあり、これらの要素が整ったワイン。20年より高いクオリティ。衛生状態は良かったが未熟なブドウもまじっており、糖度はあまり上がらなかった。量が少なかったことで凝縮寒があり、酸味もよくある。19年や16年は完熟感もあってリッチだが、個人的には21年の方がうまくいったと思っている。」

味わい

フローラルで、チョーキーな酸、まっすぐに伸びるリニアなテクスチャー、緊張感を帯びていてタイト。焦点が合っていて、ソルティなフィニッシュ。

生産者
トマ モレ
Thomas Morey
ワイン名
ピュリニー モンラッシェ ラ トリュフィエール
Puligny Montrachet La Truffiere
ヴィンテージ
2021
容量
750ml

DRCモンラッシェの元栽培責任者による、シャサーニュの次世代ドメーヌ

トマ モレ Thomas Morey

トマ・モレは、コート・ド・ボーヌのシャサーニュ・モンラッシェ村を拠点に活躍するワイナリー。名門モレ家の出身であり、シャサーニュ・モンラッシェ村の白ワインの名手として知られるベルナール・モレ氏の息子としても以前から注目を集めていました。
トマ氏は父の引退と共に、代々引き継がれてきた歴史ある畑を兄ヴァンサン氏と分割する形で相続し、2007年にトマ・モレを設立。その活躍は凄まじく、ファーストヴィンテージからワイン・スペクテータ―で「印象的なシャルドネ」という記事に取り上げられ、「この兄弟の2007年ヴィンテージのワインは素晴らしい出来栄えで、中には実に見事なものもある。注目すべきドメーヌだ。」と称賛されます。
その卓越した感性と才能にいち早く着目したのがDRC (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ) 当主オベール・ド・ヴィレーヌ氏。なんとオベール氏直々にトマ氏をDRCの栽培責任者にスカウトしたのです。DRCの畑でトマ氏が担当したのが、「ブルゴーニュの白ワインの王様」と称される特級畑、世界で最も高価なワイン10選に数えられることなどで知られているモンラッシェ。稀少性だけでなく、その味わいは著名なワイン評論家のジェームス・サックリング氏が「今までに飲んできた中で、最高の辛口白ワインの一つ」とコメントし100点を与えるなど、まさにワインラヴァー垂涎の逸品です。トマ氏は2007年~2009年迄DRCモンラッシェの栽培責任者を担当。自身のドメーヌに集中するため3年で職を退きましたが、「DRCでの経験は何物にも替えがたい素晴らしいものだった」と振り返っており、その手法と経験がドメーヌに取り入れられ、銘醸畑の魅力を最大限に引き出したワイン造りが行われています。

テロワールの魅力を引き出す、徹底した栽培と自然な醸造
ドメーヌではビオロジック栽培で畑を管理していましたが、DRCで取り入れられていたビオディナミ農法に深く共感し自身の畑にも導入。その結果、畑は生命力に溢れる状態へと変化し、恵まれたテロワールの素晴らしさを最大限に活かしたブドウ栽培が行われています。
トマ氏が掲げるワインメイキングでのキーワードは「繊細、純粋、エレガント」。収穫ではピュアでフレッシュな実をピンポイントで採ることを目標に掲げ、過熟の状態を避けた瑞々しいブドウこそ大切だと考えています。醸造での特徴は、できるだけ介入せず抽出を穏やかに行い、ごく自然な状態に仕上げていること。自然酵母を用いて発酵を行い、醸造中にバトナージュは行わず、澱とともにじっくりと静置。新樽比率は最大で20%と比較的低いフレンチオークで、約12ヵ月間熟成した後、軽くフィルターをかけてボトリング。これらの醸造を経て、テロワールの魅力を見事に反映させたワインが出来上がるのです。
トマ氏のワインはしっかりとした骨格と上質な酸が備わった、エネルギッシュなスタイルであることが特徴です。また、比較的若くても楽しめることも魅力です。確かな知識と経験に裏打ちされた巧みな造りと、天性とも言えるその優れた感性との融合から生まれるワインは、近い将来、ブルゴーニュの今後を背負って立つであろうと予感させる仕上がりです。

特級畑とそれに匹敵する一級畑を多数所有する、輝かしいラインナップ
トマ・モレはシャサーニュ・モンラッシェ村で1つの特級畑と6以上の一級畑の区画を所有しています。その中でも筆頭格が、特級畑のバタール・モンラッシェ。粘土質土壌から生まれる最も肉厚、肉感的なスタイルで、重厚な果実味が特徴の力強い味わいは、世界中に愛好家を持っています。
そして、もう一つの魅力が所有する一級畑のラインナップです。シャサーニュ・モンラッシェにはコート・ド・ボーヌ最多の55もの一級畑が存在していますが、その中でも時にグラン・クリュと遜色ないワインが造られると言われるモルジョやクロ・サン・ジャンを始めとした珠玉の一級畑を所有しています。それらの畑は南北にかけて点在しており、ミネラル感が豊富なレ・シュヌヴォットや肉付きの良いリッチな味わいのモルジョ、豊満で華やかなアロマが魅力のレ・ザンプラゼなど、多様なテロワールから個性溢れる様々な味わいのワインが造られています。ユニークな一級畑と区画ごとによる味わいの違いこそが、トマ・モレのワインを楽しむ上での醍醐味と言えるのです。


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