ドゥニ バシュレの畑は4ヘクタール強の小さな畑です。ぶどうの樹齢が高く、収量も多くありません。畑での剪定は厳しく、完璧ではない果実を排除することを徹底しています。この古木から造られるぶどうを除梗し、穏やかな抽出後、木樽に入れて熟成させます。
新樽比率はグランクリュでは30-50%、村名クラスでは30-40%ほどです。また、果実の甘みをより効果的に引き出すことができると考え新たな樽会社のものを導入するなど樽の選別も厳密に行っています。
さらに、彼らは2014年ヴィンテージから発酵中のパンチダウンの回数を減らすことで、タンニンの抽出をより穏やかにする努力をしています。最近ではビオディナミ農法に転換しました。 また、1つの区画において、優良クローンだけで栽培するのではなく異なる遺伝子を持つぶどうを栽培することによって、収穫時に少し柔軟性を持たせる工夫なども行っています。
フィネスと構造的なしなやかさを持つエレガントなスタイルへと、ますます進化し続ける「ドゥニ バシュレ」は稀少性も相まってカルト的な支持を得ています。