ドメーヌ・ジャン・タルディは、ヴォーヌ・ロマネ村に拠点を置く3代続く家族経営のドメーヌです。創業者ヴィクトール・タルディ氏は、自身の畑を持たず、1920年から約25年間、ドメーヌ・メオ・カミュゼで作業員としてワイン造りに従事していました。第二次世界大戦後、カミュゼ家とメティヤージュ(分益小作賃貸契約)を結び、ドメーヌを設立。また、同じくカミュゼの畑を管理していたアンリ・ジャイエ氏と親交を深め、ドメーヌの名声を築き上げました。(※カミュゼ家に畑を託されたのはヴィクトール氏とアンリ・ジャイエ氏を含め4人のみ)
ドメーヌでは、徹底的に畑仕事や天然肥料の使用、化学薬品を抑えた、リュット・レゾネ農法を実践。現当主のギヨーム・タルディ氏は、引き継いだ製法を尊敬しながらも、セラーの近代化を図るなど、伝統と革新を融合させたワイン造りを行っています。新樽率は、ヴィラージュ25~40%、1級畑50~60%、特級畑70~100%です。
2007年にメオ・カミュゼ家とのメティヤージュ契約が終了し、該当する畑は返却されましたが、ギヨーム氏はドメーヌの拡大を推進。現在5.5haの畑を所有し、平均樹齢50年で収量は低く(30~40hl/ha)、年間25,000本弱を生産しています。
近年、国内外でファンを増やし、コート・ドールのトップドメーヌとして評価されています。ワインは世界中に輸出され、フランス国内ではプラザ・アテネ、ジョルジュ・ブラン、ラムロワーズといった名だたる3つ星レストランでも提供されています。