今や伝説となった幻のドメーヌ『シャルル・ノエラ』の偉大な畑を受け継ぐドメーヌのひとつ
優美でテロワールが透けて見えるかのようなピュアさと洗練さ
シャルル・ノエラの孫娘オディールは、ルロワがドメーヌを買収する前に畑を相続していた。彼女はシャンボル・ミュジニー出身のアラン・ユドロと結婚し、1964年、ヴージョにドメーヌ・アラン・ユドロ・ノエラを構えた。夫婦の孫のシャルル・ヴァン・カネットが、2008年にドメーヌを継承し、醸造長のヴァンサン・ムニエと共に切りまわしている。シャルルは1988年生まれ。ニュージーランドで修業し、ドルーアンやジャン・ルイ・トラペでも働いた。リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン、クロ・ド・ヴージョなどルロワと同じクリマも有し、柔らかい抽出から優雅なワインを造っている。
ロマネ・サン・ヴィヴァン、リシュブールの特級畑を筆頭に樹齢50年を優に超す古樹が植わるコート・ド・ニュイのそうそうたる畑を10ha有する。1962年のドメーヌ設立後30年以上に渡りアラン・ユドロ氏により運営された後、現在は孫息子シャルル・ヴァン・カネット氏に代替りし、従来からのドメーヌのスタイルである優美でテロワールが透けて見えるかのようなピュアさと洗練さに一層と磨きがかかる。