DRCのはじめの一歩 ヴォーヌ・ロマネの官能性を表現
グランクリュしか発売しないDRCの唯一の例外が、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ・キュヴェ・デュヴォー・ブロシェです。グランクリュのワインのブレンドで造られます。1930年代に造られていましたが、偉大なヴィンテージとなった1999年に、グランクリュの2番果をブレンドしたワインが復活しました。
オープンニットで、早くから楽しめますが、DRC特有のダークフルーツにシャクヤクの香りが加わり、ヴォーヌ・ロマネの官能的な個性を表現しています。手に入れるのは容易ではありませんが、ここから始めるのがDRCの正しい味わい方です。あるいは、DRCのワインをある程度、飲み込んでから味わうと、DRCの全体像がより明確になるかもしれません。
ジャック・マリー・デュヴォー・ブロシェは1869年にロマネ・コンティの畑を購入した、コート・ドールの長老と呼ばれていた人物です。1874年に亡くなりました。その後、親族の手を経て、1912年、ジャック・シャンボンとマリー・ドミニク・ド・ゴーダン・ド・ヴィレーヌが、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティという名称を登録しました。
オベール・ド・ヴィレーヌはDRCの基礎を築いたデュヴォー・ブロシェに敬意を評して、その名をワインに与えたのです。優良な作柄の1999、2002、2006、2008、2009、2011年に生産されています。
- 生産者
- ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ
DRC - ワイン名
- ヴォーヌ ロマネ プルミエ クリュ キュヴェ デュヴォー ブロシェ
Vosne Romanee 1er Cru Cuvee Duvault Blochet - ヴィンテージ
- 2011
- 容量
- 750ml
- 解説
- ヴィノス: 90点
予想される飲み頃:2018 - 2028
The 2011 Vosne-Romanée Cuvée Duvault-Blochet is a vintage that I had never tasted before since it was only distributed to restaurants in France. It had a pretty, pastille-like bouquet with red cherries, wilted rose petals and spice, becoming noticeably stemmy with aeration. The palate is medium-bodied with fine tannin, quite elegant in style it is missing some mass and presence as it tiptoes towards its finish. Lovely to drink, but not a profound DRC. Tasted at the Bistro Roch in Nuits Saint-Georges.
(Vinous, November 2017)