DRCの王道に分け入るための入門ワイン
エシェゾーはフラジェ・エシェゾー村にあるが、ワインはヴォーヌ・ロマネとして売られます。36.26ヘクタールの畑に84人もの所有者がいて、品質はばらつきがあります。51ヘクタールのクロ・ドヴージョと似ています。要は造り手を選ぶのが大切なのです。
フラジェの北部で、シャンボル・ミュジニーに近いコンブ・ドルヴォーの裾に位置していて、石灰岩と泥灰岩が入り混じり、粘土ローム層も含まれています。標高260から300メートルに広がり、非常にゆるい傾斜になっているので、一見すると平坦な畑に見られます。土壌の多様性という点で、ヴォーヌ・ロマネで最も複雑な畑の一つです。
DRCはレ・プライエールとクロ・サン・ドニの計4.67ヘクタールの畑を耕作しています。1988年にマレ・モンジュ家からロマネ・サン・ヴィヴァンの区画を買収する際に、自社畑を保険企業に売却したため、メタヤージュ(折半耕作)をしています。
平均樹齢は35年と若いのですが、チャーミングで早くから楽しめるワインです。バランスの良さとエレガンスは際立っていて、エシェゾーの先頭打者であり、DRCの入門編でもあります。いきなり、3つ星のフレンチや寿司屋で食事しても、そのポテンシャルの全容が理解できないように、ロマネ・コンティやラ・ターシュの深遠なる世界に分け入るには、一定の経験と技量が必要です。近道はありません。まずは、エシェゾーから始めるのがDRCを極める王道です。
- 生産者
- ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ
DRC - ワイン名
- エシェゾー
Echezeaux - ヴィンテージ
- 2013
- 容量
- 750ml
- 解説
- パーカーポイント: 92点
予想される飲み頃:2018 - 2032
The 2013 Echézeaux Grand Cru was picked on October 12 and the following day (in the afternoon, if you want specifics!). Cropped at 15.5 hectoliters per hectare, the lowest of all the domaine's 2013s, it has a fragrant Morello cherry, crushed strawberry-scented bouquet that is precise and nicely focused, if lacking the horsepower of a more benevolent growing season. The palate is medium-bodied with crisp red cherry and strawberry fruit on the entry. Fresh and poised, I am impressed by the weight shown on the mid-palate, so much so that you might be deceived into mistaking it for the Grands Echézeaux or even the Richebourg, albeit on a less scale. There is just a dash of spice towards the finish as it gently fans out and leaves you satisfied. "A quite ambitious Echézeaux in the making," I remarked out of barrel. I would not alter that view now that this lovely Echézeaux is in bottle. Production is 715 cases. Tasted February 2016.
(223, The Wine Advocate, 4th Mar 2016)