DRCの王道に分け入るための入門ワイン
エシェゾーはフラジェ・エシェゾー村にあるが、ワインはヴォーヌ・ロマネとして売られます。36.26ヘクタールの畑に84人もの所有者がいて、品質はばらつきがあります。51ヘクタールのクロ・ドヴージョと似ています。要は造り手を選ぶのが大切なのです。
フラジェの北部で、シャンボル・ミュジニーに近いコンブ・ドルヴォーの裾に位置していて、石灰岩と泥灰岩が入り混じり、粘土ローム層も含まれています。標高260から300メートルに広がり、非常にゆるい傾斜になっているので、一見すると平坦な畑に見られます。土壌の多様性という点で、ヴォーヌ・ロマネで最も複雑な畑の一つです。
DRCはレ・プライエールとクロ・サン・ドニの計4.67ヘクタールの畑を耕作しています。1988年にマレ・モンジュ家からロマネ・サン・ヴィヴァンの区画を買収する際に、自社畑を保険企業に売却したため、メタヤージュ(折半耕作)をしています。
平均樹齢は35年と若いのですが、チャーミングで早くから楽しめるワインです。バランスの良さとエレガンスは際立っていて、エシェゾーの先頭打者であり、DRCの入門編でもあります。いきなり、3つ星のフレンチや寿司屋で食事しても、そのポテンシャルの全容が理解できないように、ロマネ・コンティやラ・ターシュの深遠なる世界に分け入るには、一定の経験と技量が必要です。近道はありません。まずは、エシェゾーから始めるのがDRCを極める王道です。
- 生産者
- ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ
DRC - ワイン名
- エシェゾー
Echezeaux - ヴィンテージ
- 2015
- 容量
- 750ml
- 解説
- パーカーポイント: 93点
予想される飲み頃:2025 - 2050
After the more restrained Corton, the Domaine de la Romanée-Conti's 2015 Échézeaux Grand Cru bursts from the glass with a flamboyant bouquet of mulberry, black cherry, wood smoke and a lavish framing of new oak. On the palate, the wine is full-bodied, concentrated and intense, with a classically firm chassis of tannin and a lovely core of sappy, succulent fruit. This was the last of DRC's vineyards to be harvested, but despite its overtly ripe aromas and flavors, it retains superb acidity and focus and should amply reward cellaring. Cropped at 26 hectoliters per hectare and harvested September 12 and 14.
(235, The Wine Advocate 1st Mar 2018)