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エシェゾーはフラジェ・エシェゾー村にあるが、ワインはヴォーヌ・ロマネとして売られます。36.26ヘクタールの畑に84人もの所有者がいて、品質はばらつきがあります。51ヘクタールのクロ・ドヴージョと似ています。要は造り手を選ぶのが大切なのです。フラジェの北部で、シャンボル・ミュジニーに近いコンブ・ドルヴォーの裾に位置していて、石灰岩と泥灰岩が入り混じり、粘土ローム層も含まれています。標高260から300メートルに広がり、非常にゆるい傾斜になっているので、一見すると平坦な畑に見られます。土壌の多様性という点で、ヴォーヌ・ロマネで最も複雑な畑の一つです。 DRCはレ・プライエールとクロ・サン・ドニの計4.67ヘクタールの畑を耕作しています。1988年にマレ・モンジュ家からロマネ・サン・ヴィヴァンの区画を買収する際に、自社畑を保険企業に売却したため、メタヤージュ(折半耕作)をしています。平均樹齢は35年と若いのですが、チャーミングで早くから楽しめるワインです。バランスの良さとエレガンスは際立っていて、エシェゾーの先頭打者であり、DRCの入門編でもあります。いきなり、3つ星のフレンチや寿司屋で食事しても、そのポテンシャルの全容が理解できないように、ロマネ・コンティやラ・ターシュの深遠なる世界に分け入るには、一定の経験と技量が必要です。近道はありません。まずは、エシェゾーから始めるのがDRCを極める王道です。