DRCの王道に分け入るための入門ワイン
エシェゾーはフラジェ・エシェゾー村にあるが、ワインはヴォーヌ・ロマネとして売られます。36.26ヘクタールの畑に84人もの所有者がいて、品質はばらつきがあります。51ヘクタールのクロ・ドヴージョと似ています。要は造り手を選ぶのが大切なのです。
フラジェの北部で、シャンボル・ミュジニーに近いコンブ・ドルヴォーの裾に位置していて、石灰岩と泥灰岩が入り混じり、粘土ローム層も含まれています。標高260から300メートルに広がり、非常にゆるい傾斜になっているので、一見すると平坦な畑に見られます。土壌の多様性という点で、ヴォーヌ・ロマネで最も複雑な畑の一つです。
DRCはレ・プライエールとクロ・サン・ドニの計4.67ヘクタールの畑を耕作しています。1988年にマレ・モンジュ家からロマネ・サン・ヴィヴァンの区画を買収する際に、自社畑を保険企業に売却したため、メタヤージュ(折半耕作)をしています。
平均樹齢は35年と若いのですが、チャーミングで早くから楽しめるワインです。バランスの良さとエレガンスは際立っていて、エシェゾーの先頭打者であり、DRCの入門編でもあります。いきなり、3つ星のフレンチや寿司屋で食事しても、そのポテンシャルの全容が理解できないように、ロマネ・コンティやラ・ターシュの深遠なる世界に分け入るには、一定の経験と技量が必要です。近道はありません。まずは、エシェゾーから始めるのがDRCを極める王道です。
- 生産者
- ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ
DRC - ワイン名
- エシェゾー
Echezeaux - ヴィンテージ
- 1999
- 容量
- 750ml
- 解説
- パーカーポイント: 92点
予想される飲み頃:2015 - 2030
I was intrigued to see how the 1999 Echezeaux would be performing at 14 years of age since I have not tasted it since just after bottling. It has a very classy nose of dark cherry fruit, quite exotic for one of Aubert de Villaine’s wines, with hints of blood orange and even peach skin infusing the opulent aromatic profile. The palate is well-balanced and tightly knit, though it is clear that the RSV 1999 alongside was born with a higher level of delineation and clarity. Still, you have to admire the brio and hubris of this Echezeaux, and its youthful zeal suggests it will age over three decades without too much sweat. Delicious. Drink 2015-2030.
(The Wine Advocate, Aug 29, 2013)