DRCの中で最もお買い得
ロバート・パーカーがかねてらから力説してきたように、DRCの中で最もお買い得なのがグラン・エシェゾーです。熟成力という点では、ラ・ターシュをしのいで、ドメーヌの中で最長と、オベール・ド・ヴィレーヌが語っています。力強く、しっかりしたストラクチャーがあり、深みのある男性的な味わいです。
栽培面積は3.52ヘクタール。全体の40%を占める最大の所有者です。グラン・エシェゾーには14の農家がいますが、ここでもDRCは独壇場です。畑の東側はクロ・ド・ヴージョの最も高い区画に接し、西側はエシェゾーに接しています。北にはミュジニーがあります。
ブルゴーニュの評論家アレン・メドウズは、平均的なグラン・エシェゾーは平均的なクロ・ド・ヴージョを上回ると評しています。グラン・エシェゾーのトップに立つDRCのエシェゾーが、クロ・ド・ヴージョのトップクラスのドメーヌより優れているのは当然でしょう。
グラン・エシェゾーはラ・ターシュやロマネ・サン・ヴィヴァンと同じ香りの枠組みを持っていて、リシュブールともよく似ているが、アジアのスパイスの香りに欠けるというのが、メドウズの評価です。
- 生産者
- ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ
DRC - ワイン名
- グラン エシェゾー
Grands Echezeaux - ヴィンテージ
- 1989
- 容量
- 750ml
- 解説
- パーカーポイント: 86点
予想される飲み頃:2017 - 2022
I have never been convinced by the performance of Domaine de la Romanée-Conti in this year and the 1989 Grands Echézeaux Grand Cru did nothing but reinforce that view. Stalky and rather disjointed on the nose, the stem addition here seems to jar against the fruit rather than complement it. Rasping? The palate is medium-bodied, rustic and with a gritty texture. Masculine and firm in the mouth, it falls a long way short of the wines produced nowadays and the chewy finish feels coarse and attenuated. Tasted November 2016.
(229, The Wine Advocate, 1st Mar 2017)