リッチでゴージャス 死ぬまでに飲みたい
リシュブールは、モノポールのロマネ・コンティ、ラ・ターシュ、ラ・ロマネを除けば、造り手が望みうるヴォーヌ・ロマネ最高のグランクリュです。DRCは全体の45%にあたる3.51ヘクタールの畑を所有しています。これに続くのがルロワの0.78ヘクタールで、DRCの栽培面積は圧倒的な広さです。
DRCの畑はロマネ・コンティとラ・ターシュに隣り合う区画とレ・ヴェロワイユの区画からなり、標高260から280メートルに広がります。やや北向きの区画もあり、ドメーヌの中では収穫の遅い畑です。
リシュブールは名前の通り、リッチで、力強く、ゴージャスなワインです。筋肉質で、ロマネ・サン・ヴィヴァンより骨太で、若いときはコーヒーやチョコレート、熟成するとブラックフルーツやあぶった牛肉の香りに発展します。
リシュブールを所有する11のドメーヌすべてが自家元詰しています。いずれ劣らぬ名門ばかりですが、DRCは面積の広さもあって、ベンチマーク的な存在です。伝説的な1959年は、デキャンター・マガジンが2004年に選んだ「死ぬまでに飲みたいワイン100本」で4位にランクインしました。
- 生産者
- ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ
DRC - ワイン名
- リシュブール
Richebourg - ヴィンテージ
- 1993
- 容量
- 750ml
- 解説
- パーカーポイント: 91点
予想される飲み頃:NA
It has been several years since I last tasted this vintage of Aubert de Villaine’s Richebourg. This bottle has a pretty, generous bouquet with small dark cherries, iodine and raspberry preserve, the mineral component only becoming apparent with time in the glass. The palate is structured, more masculine than the nose suggests, supple and pure with a cohesive, rather sinewy finish. This is not a flamboyant Richebourg: more strict and unyielding, so I would give it another three or four years in the cellar. Tasted May 2013.
(207, The Wine Advocate, 28th Jun 2013)