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世界で最も探し求められているソーヴィニヨン・ブランの造り手「ディディエ・ダグノー」の人気キュヴェ・シレックスが入荷いたしました。

ヒッピーな風貌で人々に愛された天才ワインメーカー

ロワールを代表する醸造家の一人である「ディディエ・ダグノー」は、プイィ・フュメの小さな村で生まれました。1982年ごろから家業のワイナリーを継ぐためにワインづくりに参画して以降、その生涯を捧げました。その風貌とワイン造りのアイデアから「ピュイの異端児」と呼ばれていた「ディディエ・ダグノー」ですが、その実、ブルゴーニュの巨匠「アンリ・ジャイエ」を師と仰ぎ、ビオディナミの採用や手作業による剪定など非常に細かな部分までこだわった生産を行っていました。また新樽を使った熟成にも挑戦するなどして、ロワールのソーヴィニヨン・ブランに対するイメージに革新をもたらし、ソーヴィニヨン・ブランという個性的な品種を、白ワインとして芸術的なレベルに押し上げました。

「ディディエ・ダグノー」の急逝と、ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞

ワイナリーが注目を集めていたさなか、2008年9月に「ディディエ・ダグノー」は飛行機事故によって突如としてこの世を去りました。世界中のファンが彼の訃報を悲しみ、また同時に彼のワインの将来が危惧されました。しかし、ワイナリーを引き継いだ息子の「ルイ・べンジャマン」は、わずか数年の間に途方もない才能を持ったワインメーカーとしての地位を確立し、2016年には、わずか33歳で「レビュー・デュ・ヴァン・フランス」の最優秀ワインメーカーに選ばれたことで、ワイナリーの名声はさらに高まりました。今日においても、「ディディエダグノー」は世界中で高い人気を誇り、特に人気キュヴェ「シレックス」は世界最上のソーヴィニョン・ブランとして愛好家垂涎の的となっています。

ダグノーのワインを芸術的なレベルに押し上げた代表作「シレックス」

ワイナリーの中でも最も古い樹から造られており、驚くような奥深さを味わうことができるのが、人気キュヴェ「シレックス」です。名前の由来は、ダグノーの畑に含まれる鉱物(火打石)からきており、キュヴェ「シレックス」からは土壌由来のミネラルがしっかりと感じられます。その一方で、樽熟成によって得られる味わいは非常に濃厚で、フレッシュ感の強い一般的なロワール産のソーヴィニョン・ブランとは一線を画すものとなっています。このワインは知性と享楽的な五感の双方を満足させる、まさに世界最上ともいえるソーヴィニヨン・ブランに仕上がっています。